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百鬼夜行抄 二次創作

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伶(蝸牛):絹の父・八重子の夫 覚:絹の兄・長男 斐:絹の姉・長女 洸:絹の兄・次男 環:絹の姉・次女 開:絹の兄・三男 律:絹の子 司:覚の子 晶:斐の子

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249

夜中目が覚めるとベッドの中にいない。
リビングに出てみるとテレビ見てた。
横に座るともたれられた。
ひんやりとしている。
「風邪引きますよ。あと電気つけたらどうです? 見るなら」
「ちょっと見たくなっただけだから」
「どうせ明日休みなんですし、ちゃんと見たらいいじゃないですか」
「そう?」
うん、といって羽織るものを取りに立つ。
電気をつけてヒーターの温度を上げた。
羽織らせてお茶を渡す。
ペットボトルだけど。
「すごいわねぇ」
「スキー行きましょうか。もう今年は遅いかな」
「私は滑れないからいいわ…あなたは滑れるの?」
「いや、俺も滑れませんけど」
「だったら温かいところで見てるだけがいいわよ」
フィギュアが終ったら寝る、と言ってそのまま俺にもたれてテレビを見ている。
「エキシビションは楽しそうよねえ」
「メダルや順位関係ないから表情も柔らかいし、自由でいいですよね」
…ちょっとまて、テレビ何時まで?
番組表を見ると朝4時まで。
俺が途中で寝てしまいそうだな。
先生は綺麗なものを見るのが好きだから、こういうものも好きなんだな。
俺はそういう先生を見ているのが好きだけど。
暫く見ているうちに腹が減る。
そういえば昨日は常備菜で軽く食っただけだったか。
冷蔵庫には何もない。
「先生、ちょっとコンビニ行ってきますが何か欲しいものあります?」
「どうしたの?」
「ちょっと腹減りました」
くすくす笑ってる。
「こんな時間に食べたら太るわよ?」
「いつもあと1時間ほどで朝食ってます」
「あら、そういえばそうね。じゃ…プリン食べたいわ」
「プリンですね」
ささっと着替えて買物に出ようとする。
呼び止められてマフラーを渡された。
「首、痕になってるわ」
ふっと笑って首に巻き、コンビニへ買いに出た。
なに買おうかな。
パンを2つ選んで缶コーヒーを取り、プリンを4種類選んで帰った。
戻って先生の前に出す。
「どれにします?」
「なぁに?こんなに買ってきたの?」
選ぶ楽しさってあるよね。
一つ選んで食べ始めた。
「おいし…」
横でパンを食べているとそんなに沢山食べるの?と仰る。
多いかな?

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248

サイドテーブルにとりあえず置いといて、続き続き。
指を入れて中を探る。
声の沢山出るポイントを捕らえて責める。
お腹がひくひく動いて必死に息を吸って喘ぐ。
少し悲鳴のような、普段聞けないような声が出て逝った。
足首の縄を外す。
涙と少し鼻水。吸ってやろうとしたが足首に使った手拭を奪われた。
息が荒いのが落ち着くまで待つ。
っと、ティッシュ頂戴、と言うので渡した。
洟をかんで捨てて、少し咳をして、俺の飲み差しのペットボトルのお茶を飲む。
少しして落ち着いたようだ。
ベッドに伏せて大きく一息つき、こちらをちらっと見て手招きする。
横に行くと首を絞められた。
え…何を。
突然のことに身動きもとれず呆然としていると苦しくなってきて先生の手を掴む。
ほんの少し時間を置いて放してくれた。
「けほっ…なんで?」
「これくらい苦しかったんだから…。はい、お茶」
一口飲んで蓋を閉める。
「何をするのかと思った。殺したいくらいうらまれたかと」
「殺したりなんかしないわよ、ばかね」
息が落ち着くとそろそろ寝ましょ、といわれる。
先生は寝巻きを着てトイレに行った。
枕元にもう一本お茶を用意して先生が戻ったので俺もトイレに。
ふと洗面所の鏡を見ると首に指のあと。
明日残ってたら襟巻きするしかないなぁ。
ベッドに潜り込んで先生の背中を撫でると、あふ、とあくびが聞こえる。
「もう一度、って言ったらどうします?」
「え?」
目をあわせ見つめる。
先生は目をそらせて少し赤くなった。
「身体、持たないわ」
そういって俺の懐に顔を埋めた。
可愛いなぁ可愛い、やっぱりもう一度したくなる。
顔をあげさせてキス。
耳を舐め、齧る。
「だめ?」
そっと寝巻きの上から胸を揉む。
太腿の上から手を這わす。
手を潜り込ませて突起に少し指を掛けるといい声が出る。
ちょっと声が出る程度になぶって楽しむ。
暫く焦らせば諦めたのか、中に入れてとおねだりされ、中の良い所をなぶる。
今回はちゃんと息も出来るよう見図りつつ逝かせた。
汚れた股間を舐め取り、先生が落ち着いたので懐に寄せて寝た。

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247

急須を片付けてるとベッド行きましょ、と誘われた。
今日はする気あったのか。
ベッドの横で先生が寝巻きを脱いで畳んでる。
俺は脱ぎ捨てて先生をベッドに引き込んだ。
「もう、まだ紐…」
「そんなのいいじゃないですか」
しっかりとむさぼるかのようにキスをする。
肌をまさぐり、乳房を掴む。
唇から離し、首筋をなめ、乳首まで来ると先生の息が漏れた。
少しがっつき気味に、それでも先生に傷をつけないように抱く。
二度ほど逝かせて一旦落ち着く。
先生にもそれなりに気持ちよくなってもらえたようだ。
少し経って落ち着いて、顔洗ってくる、と先生が洗面所へ。
それでもちゃんと寝巻きを羽織っていくのは女らしいと言うか。
俺なら面倒くさくて。
しばらくたって戻ってきた。
するり、とベッドの中に入り込んでくる。
「ねぇ?一昨日の化粧落とし。なに使ったの?」
「痒くなった?」
「ううん、化粧のノリがよかったから」
「あなたの部屋に有るのと同じの」
「あら? あれでそんなに落ちるの?知らなかったわ」
「意外ですよね、あれ。安いのに」
そんなことを言いつつ胸を触る。さわり心地良いなぁ。
やわやわと揉んでたのしむ。
「胸、すきねえ」
「感触もいいし、あなたが感じてるのもすぐわかるし、好きですよ」
ぽっと少し頬染めて可愛らしい。
「まぁ、こっちのほうがいい声は聞けますが」
と先生の股間をなぶる。
鼻にかかった甘い声。
潜り込んで舐めつつ中を弄る。
思わず先生は俺の頭に手を掛けて足をじたばたとし、ちょっと蹴られてしまったり。
いてててて。
「ごめんなさ、あ、きゃ、そこ。ん…」
謝る声も中途に喘ぐのが可愛いね。
もう二回ほど蹴られた後、言った。
「ちょっと足縛らせてください、いいですよね?」
縄を取ってきて足首を縛り、ベッドの下をくぐらせてもう片方を縛った。
先生は嫌がりつつも、蹴ってしまった自覚があるから断りきれず。
一応手拭越しにはしてある。
「手は縛らないであげますね」
縄をかけている間ずっと手で隠し、俺が縄を引くたび足を縮めようとしていた。
恥ずかしがってるさまは中々にいいものだ。
その足の間に入り込んで手をどけさせて眺める。
触りもしないのに先生の目が潤み、肌が紅潮して美しい。
膝を折らせて腰を引き寄せ、膝を開かせた。
陰部がはっきりと見える。
「やだ、見ないで…」
「今さらでしょう? おいしそうだ」
ちゅっと濡れているものをすする。
そのまましっかりと舐め、舌をねじ込む。
音を立てて舐めれば恥ずかしげで、膝を閉じようとする。
両手で私の頭を押さえつけて逝った。
あ、白髪。ぷつっと抜く。
「痛っ」
「痛かった?」
「何したの、今…痛かったわ」
「一本頂きました。ここの」
ふさふさした毛を指で触る。
「やだ、そんなのなにするのよ」
「お守りかな」
「やだわ、もう。捨てて頂戴よ」
「大事に仕舞っておきます、ふふふ」

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246

鬱々としていると突然玄関が開いた。
ぎょっとすると先生だ。
「こんばんは。具合大丈夫?」
「え。来るなら来るで電話とかメールとか…下さらないと」
「どうして? 浮気してるんじゃなければ突然来ても問題ないでしょ?」
「うちにいないかもしれないでしょうが」
「具合悪いのに?」
「仮病で遊びにいってるとか考えませんか」
「あら、そんなことするの?」
「昔はそれなりに」
「駄目よ、そんなことしちゃ。それよりご飯は食べたの?」
「えっあぁ、はい、食いました」
「それなら良いのよ。まだだったら作ろうと思ってたけど。それで具合は?」
「…なんでもありませんよ」
「そう?」
くしゃり、と頭を撫でられる。
「寝癖、酷いわよ」
そのまま引き寄せるとダメよ、という。
「脱がないと皺になっちゃうわ。ちょっと待ってて」
なんだ、そっちか。
その間に手を洗って口をすすいで戻れば先生が寝巻きを羽織って戻ってきた。
「その前にお茶いただいていい?」
「どうぞ。あ、でもお湯沸かさないと。ペットボトルでよければありますが」
先生はケトルに浄水器の水をとり、沸かして急須にお茶葉をいれた。
「ペットボトルよりは温かいお茶がいいわ」
お湯が沸いて、急須に注いで湯のみを二つもって台所から戻ってきた。
「二つ?」
「あなたも飲むでしょ?」
「いただきます」
温かいお茶をすすってなんとなくささくれた心が落ち着く。
見計らったのか、すっと先生がもたれかかってきた。
キスして抱き寄せる。
温かい。
「おうちの方、いいんですか」
「お母さんが…様子見てきなさいって。だからいいのよ」
「あなたはどうなんです?」
「逢いたくなければわざわざここまで来ないわよ」
「本当に? だとしたら嬉しいな」
先生はふふっと笑って俺の手を先生の胸へ。
やわやわと揉めばゆったりと体重をもたせ掛けてくる。
そのままお茶を飲み終えて、お手水、とトイレに行ってしまった。
うーん。

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245

すべて脱がせて首筋に舌を這わせる。
先生は全くもって気が乗ってないようだ。
仕方ないから、と言う気分がありありと見えてちょっと悲しい。
「先生…土曜なら気が乗りますか?
 も、いいです、こうやってくっついてるだけで今日は」
「しないの?」
「全然やる気ないですよね?」
「したくてしょうがないんじゃなかったの?」
「反応薄いときにしても面白くもなんとも。男なら射精したいからするんでしょうけど」
「困ったわねぇ」
「したくないの我慢してされてもね」
「あらいつもしたくないことさせるくせに」
「あれは恥ずかしくてしたくないことでしょう? 今日のは気分が乗らないんでしょ」
「しないんなら帰ろうかしら」
「それは駄目です。気が乗らないならってだけで俺はあなたに飢えてるんですから」
「あなたってよくわからないわ…」
「する気がないあなたのテンションをあげれるほどの自信はないってことです」
何か言いたそうだけど一つ溜息を落とされた。
「じゃ、こうして一緒に寝てたらいいのかしら?」
「ええはい、それで結構です」
思い通りにならず少しいらつきつつも、先生に触れて。
先生もこちらへの感情はすっきりしないようだ。
触れても嬉しそうでもない。
時計を見る。そんなに遅くはない、往復しても少しは寝れる。
「着物、着て下さい。うちまで送りますから」
「そうね」
ささっと身づくろいをしてすぐ車に乗り込まれる。
先生のお宅まで無言のドライブ。
おうちの前につけてそのまま別れた。
帰宅してすぐに寝る。
翌朝、仕事。
寝不足だ。
少し考えて八重子先生が電話に出そうな時間を選び、電話した。
お稽古を今日は休みたいと。
疲れが出たと言うことにして。
許可を得て電話を切る。
仕事が終わり、帰宅して昼も食べずに寝た。
夕方目が覚めたがメールも着信もなし、ふーん…。
所詮は。
と、良くない方へ考えが向く。
起きているのはよくない。何か食ってもう一度、寝よう。
冷蔵庫から常備菜を出して軽くお腹に入れ、それから寝る。
夜、また目が覚めた。
メールは、なし。着信、なし。
先生のことだから疲れが出たと言うのを信じ込んでいる可能性も有るのか?

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