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百鬼夜行抄 二次創作

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伶(蝸牛):絹の父・八重子の夫 覚:絹の兄・長男 斐:絹の姉・長女 洸:絹の兄・次男 環:絹の姉・次女 開:絹の兄・三男 律:絹の子 司:覚の子 晶:斐の子

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234

などと思いつつごはんがうまい。
食後一服してから帰る支度をした。
「明日お稽古だからちゃんと来てね」
「はい、ではまた明日」
別れて帰宅。
寝る準備をしていたら、来た。
ピルはなぁ…面倒くさいんだよな。
などと思いつつセットして寝る。
翌朝出勤し、仕事をこなす。
明日は稽古がないから今日チョコを持っていかねば。
なんて思いつつ仕事をこなして帰宅し着替えてチョコを持って出発。
どんよりとした空だ。
先生のお宅へ着き、部屋に荷物を置く。
渡すのは帰りでいいだろう。
居間に顔を出し今日来られる方の用意について聞き水屋の支度をする。
最初のお弟子さんが来られて、先生が戻ってきて時間だ。
今日はその後もすいすいといい感じでお稽古がすすむ。
最後に私の稽古をつけてもらって水屋を片付ける。
「あなたご飯食べてくでしょ?」
と言っていただいて食事をいただく。
おいしいなぁ、相変わらず。
その後、先生に台所でチョコをお渡しした。
頬を染めて嬉しい、と言ってくださって俺も嬉しい。
あのね、と仰って冷蔵庫から。
俺にも下さるそうだ。
本気で嬉しくて、そのままさらいたくなる。
先生から軽くキスだけ。
後は土曜日に、と。
別れ難いが明日も仕事、と送り出されて駅へ。
電車が来ない。
聞けば事故でいつ回復するかの見通しが立たないようだ。
タクシー呼ぶか、と電話するもどこも捕まらず配車できるのは夜中になるとのこと。
社長に電話し、明日遅れる可能性を連絡する。
『明日、雪酷いらしいぞ。お前こっちに辿り着けないんじゃないか?
 道で動けなくなったら俺ら男ならいいがお前はなぁ。
 もし稽古場に泊めてもらえるなら泊めて貰え。心配するよりはいい。
 どうせ雪なら客も来ないしな』
社長がそういってくれたので駅前の薬局で生理用品を買い込み、戻ることにした。
お宅まで戻って先生にお願いした。
「すみません、泊めてください」
「あらどうしたの?」
手短に理由を告げるとじゃお風呂、いま入っちゃいなさい、と仰る。
ありがたく風呂をいただく。冷えた身体に気持ちがいい。
ほかほかになって出てすぐショーツと生理用品を身につけて、それから浴衣をまとう。
俺の寝間に暖房を入れておいたから、と言っていただいた。
暫く居間で歓談し、そろそろ寝ましょうか、と部屋に連れ込む。

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233

「髪、確かに短くなりましたね」
「でしょ」
「でもセットするとよくわからないな」
「あなたもそろそろ切らなきゃだめよ? ほら、目に入りそうよ」
「あー、後ろに流してるとわからないんですよね」
つんつんと前髪を引っ張られる。
確かに長くなってた。
「今度切ってきます」
くしゃくしゃっと頭を撫でられてキスされた。
「もう一度したくなったな」
「ダメよ、そろそろ戻らなきゃ」
「いやだ」
「お夕飯のお買物行かなきゃいけないもの」
「あー…」
「あなたも食べてから帰る?」
「八重子先生にお願いしてもうちょっと抱かれてくれません?」
「外寒いんだから風邪引いちゃうわよ、お母さんが。
 そうなったら暫くこんなこと出来なくなるわよ?それでもいいの?」
「うぅ…仕方ないな」
「もうちょっとしたら戻りましょ」
あきらめて暫く先生の立てるまで寄りかからせたまま話す。
「そろそろ立てそうだから着替えるわ」
そろっと私の肩に手をかけて立ち、襦袢とって頂戴、と仰る。
肌襦袢や襦袢、長着を着るのを手伝い、帯を締める。
先生が髪を直す間に俺も着替えて。
ベッドを整えて、シーツを回収する。
明日洗うわ、と仰るが洗濯乾燥機も買ってきておけば良かっただろうか。
一旦お宅に戻り、夕飯の買出しに行く。
今日は肉じゃがだ。
…なるほど、肉じゃがも豚肉なのか。
切り干し大根と五目豆と肉じゃがとかぶの炊いたん。
こういうメニューはすきだな。
帰宅すると既に八重子先生が切干と五目豆を作っている。
かぶと肉じゃがを作るだけである。
ジャガイモの皮をむいて、玉葱を切って。
かぶの皮もむいて葉は刻んだ。
それを先生が煮炊きする。
美味しそうな匂いが段々してきて孝弘さんが台所に来た。
先生が戸棚から饅頭を出して渡し、居間で待っててと言っている。
さすがに長年の付き合いで操縦に長けている。
肉じゃがが煮えて、ご飯が炊けた。
そろそろ律君も帰ってくるかな。
「ただいまー、あー寒かったー」
丁度良く帰ってきたようだ。
「律ー、手洗ってきなさい、もうご飯できてるから」
配膳を終えて八重子先生も座り、後はご飯を入れてもらうだけだ。
いつだったろう、お茶碗とお箸が客用じゃなくなったのは。

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232

そうっと頬に手をやりキスした。
そのまま舌を絡め、抱きしめて背を撫でる。
唇を離すと頬を染めたまま、脱ぐから待って、と言った。
「嫌ですね、そのまま抱かせてくださいよ」
「…ベッドにも連れて行ってくれないのね?」
「勿論」
「じゃあさせないわ」
手が止まった。させてもらえないのは困る。
うぅ、だったら脱がしてしまえ。
帯締めを解いてお太鼓を崩し、先生が脱ぐ手伝いをする。
肌襦袢まで全部脱がせ、ベッドに押し倒した。
しっとりと汗で湿っている肌を舐める。
どこを舐めてもいい反応で気を良くして乳首を舐めて、軽く歯を当てる。
あぁ、と少し高い声。
虐めたくなる。
腹をなめてひっくり返して背も舐める。
足も。
先生はされるがままになってくれている。
尻を舐めて、軽く開いてあわいを舐めるとほんの少し抵抗が有る。
手を差し込み尻を突き出させて尻穴を舐めると、そこは違う、やめてと仰る。
少し舌を押し付けると身体が逃げる。
暫くなぶって楽しみ、それからそっと突起を舐める。
気持ち良さそうな声が出てやはり尻穴よりはこっちのほうがいいようだ。
目を瞑って喘ぎ声を上げている。
指を入り口のあたりで入れたり出したりしていると押し付けて自分で入れようとする。
それでも入れずになぶってるとお願いされた。
可愛いね、可愛い。
そっと指を入れて中を楽しむ。
中のいいところを探って刺激を与えると尻やおなかの筋肉がぴくぴく動く。
指を増やし更に強く刺激すると喘ぎ声も高くシーツを握り締めて逝った。
脱力してつぶれそうになってるのでひっくり返して仰向けに。
手が伸びて抱き寄せられた。
「後ろから、いやって言ってるのに」
まだ何か言いたそうな唇にキスをして封じる。
そのまま中をまさぐると苦しそうだ。
ンー、ンンと鼻から声が漏れていて流石に辛そうなので唇を離す。
離した途端大きく声が出て、我慢してたのが可愛くて。
思わずなぶる手に力が入る。
沢山なぶって啼かせて楽しみ、先生も何度も逝って満足そうだ。
抱え上げてお風呂に連れて行く。
よだれと汗にまみれた身体をソープで優しく洗い、ふき取る。
風呂でも一度逝かせてしまった。
ついつい楽しんでしまう。
なじられつつ浴衣を着せてリビングにつれて出た。
まだ腰が立たないようで俺にもたれている。

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231

そろそろ、と先生に言うとお昼からに、と仰る。
少しむっとした。
「じゃ先に行ってます、昼は適当に食うからいいです」
と先生のお宅を出た。
先に入ってベッドの位置を少し調整したり、戸棚の中身を整えたり。
冷蔵庫、必要だな。
時計を見れば10時。よし、ちょっと電気屋に行こう。
バス通りに出れば先生に遇った。
「あら?」
「どこ行くんですか」
「あなたこそ」
「俺はちょっと冷蔵庫、買おうかと」
「いるかしら?」
「電子レンジとトースターも欲しいかなと。でどこに行かれるんです?」
「髪結さん。そろそろカットしてもらおうと思って」
「へぇ、楽しみにしてます。じゃバスきたようですのでまた」
バスに乗ると窓の外で先生が小手を振っている。
暫くバスに乗り、降りて電気屋へ向かう。
量販店だからそれなり。
そんなに食品を入れはしないから、いわゆる一人暮らし用程度の、と思っていると
フレッシャーズセールをしていたようだ。
だが洗濯機は別段必要ではない。
まぁ構成的には似たようなものなので店員を捕まえて洗濯機を抜いた交渉をする。
10万と言うところに落ち着いて、配達はと聞けば今からなら1時間後にOKとのこと。
配送をお願いし、食事を買って戻った。
中でもそもそと食べてごみをひとところに纏めた。
しばらくして配達員が来た。
中に入れて設置してもらった。
うん、いい感じだ。
先生の希望する部屋の色彩感覚から大きくは逸脱してないだろう。
小一時間ほどして先生が来た。
「…変わってなくないですか」
「ほどいたらわかるわ」
「ほどいていい?」
「いいわよ」
先生の髪を解いて。
「ねぇ?さっき苛々してたでしょ?」
「わかりますか」
「生理前なんじゃない?」
「それは…わかりませんね」
ほどきおわったのを見計らって先生が俺の胸を押す。
「やっぱりそうよ、胸張ってるじゃないの」
そんな気はしてた。
「マッサージしてあげるわ」
「却下、いらついてるの知ってていいますか、それ」
「だってした方が楽なのは知ってるでしょ」
「知ってますけどね、そんなことより抱かれて欲しいです、俺は」
ぱっと先生の頬に朱が差す。

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230

半分ほどつけた頃、先生がそろそろご飯にするわよ、とおっしゃった。
切りの良いところで針を止め、少し片す。
待ち針の数を数え、ちゃんと有ることを確かめてから食卓についた。
孝弘さんも美味しそうにご飯を食べている。
律君はもう食べ終わったようだ。
俺と孝弘さんが食べてる姿を見て、先生はにこにこしている。
律君は課題残ってるからと部屋に戻ってしまった。
食後片付けに立とうとしたらとどめられて残りを縫う。
やっと縫えた頃には夜も10時。
寝ましょ、と誘われた。
針を数えてちゃんと有ることを確認して針箱を仕舞う。
身体がきしむなぁ、流石に。
「随分手が早くなったわよね」
「そうですかねぇ」
「最初の頃は背縫いだけで半日つぶれてたじゃない」
「もう少し早くなりたいですね。先生は早い、うらやましいです」
「お母さんはもっと早かったわよ」
そんな会話をして寝間に入る。
着替えて布団を敷き先生が髪を解くのを待つ。
後ろからそっと胸に触れる。
くすっと先生が笑う。
「昨日したのにまたしたいの?」
「明日の朝からあちらでたっぷりのほうがいいですか?」
「疲れてるくせに」
「疲れてるから、ですよ」
「今日は寝なさい。明日お昼からならいいわよ」
では、と布団の中へもぐりこむ。
頭を撫でられてキスされて。
たまに子ども扱いをしたくなるらしい。
今日のところはいいとするか。
キスのお返し。
「すっかり冷えちゃってるわね」
「あなたを抱いたら温まりますけどね」
「ばかね」
そういって私の胸に頬を寄せる。
かわいいなぁ。
だけどやっぱり眠くなった。
先生もうつらうつらとして寝息に変わり、つられるように自分も寝てしまった。
翌朝、起きると先生はもう部屋にはいなくて時計を見ればいつもより1時間遅い。
台所に顔を出せば孝弘さんを呼ぶように指示を受けた。
ほんっと先生そういうところ気になんないんだなぁ。
孝弘さんを連れて居間に戻ると配膳はすんで律君も座っている。
朝御飯をいただいた後、昨日縫った浴衣を八重子先生が点検してくれる。
ここの仕上げが甘いとか、縫えてないとか。
そのあたりを直して着てみる。
いい感じだ。
OKが出て普段着に着替えた。
さて。
あちらの片付け名目で先生を連れ出そうか。

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