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百鬼夜行抄 二次創作

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伶(蝸牛):絹の父・八重子の夫 覚:絹の兄・長男 斐:絹の姉・長女 洸:絹の兄・次男 環:絹の姉・次女 開:絹の兄・三男 律:絹の子 司:覚の子 晶:斐の子

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219

布団の上でなら抱かれてくれる。
言葉にしないがいつもよりはもう少しして欲しそうなので沢山目にして。
疲れ果てて直ぐに先生は寝てしまった。
可愛いね。
翌朝流石に二人ともいつもの時間には起きられず久々に八重子先生から起こされる始末。
雷が落ちると思ったがそんなことはなく、肩透かしを食った気分だ。
先生はパタパタと身支度して何とか食事の時間に間に合い、俺は間に合わず。
除けておいて貰ったご飯をいただく。
既に律君は学校へ、孝弘さんは部屋に戻ってしまったらしい。
居候としては駄目な部類の食事をして洗い物を片付けて居間に戻る。
カタログを持ってきて、と言うので持ってきて一緒に家具を選ぶことに。
八重子先生も一緒に楽しそうだ。
箪笥は和ダンス半棹洋箪笥半棹程度でいいだろう。
たしかこのあたりに半々になったのが…と見る。色は先生のお任せだ。
後はちょっとした茶箪笥や小物類。
おおよそ決めて発注をかけた。
住むわけじゃないからね。簡易、簡易。
茶箪笥が来たら一緒に中に入れるものを買いに行って、台所のものもそろえよう。
不意に抱きたくなって、先生に床を見てもらえるかと誘う。
部屋について中に入れば一面カーペットを敷き詰めてあり素足でも冷たくはない。
布団のみ、ベッドを置こうと思っている場所に敷いてある。
鍵をかけて後ろから抱きしめる。
「どうしたの?」
「抱きたくなった」
「あらー…、こんな時間に? どうしたのよ」
「急にあなたを抱きたくなって。だから誘いました」
「そう…いいわよ」
ゆっくりと胸を揉み解し、帯を解く。はらりと着物を脱がせて布団へ。
吸い付くような肌。
沢山舐めてたくさん撫でて。
うなじを舐めるとビクッと反応する。
耳を齧ると息が漏れる。
ゆっくりと太腿をなで、お尻を撫でる。
ひんやりした身体もすぐに温まり、熱く燃え出す。
あぁ、と声が聞こえる。
もっと声を出していいのに。
窓の外に広がる青空を見て先生が固まった。
「や、だ…ここ、見えちゃう」
「大丈夫、見えない。先に周囲確認済みですよ。ベランダに出てしたら見えるけど」
そういいつつ乳首を噛んで。
手は濡れはじめているそこをなぶる。
いつもより濡れる量が多い。
見られてるかもと思うのが原因?
身体を入れ替えて敢えて外に先生を見せ付けるような形を取る。
いや、と言いつつずんと濡れて来た。
やっぱり、そうか。
「ねぇ先生? こんな姿、お弟子さんに見られたらどうしましょうねぇ」
「いや、いやいや…」
きゅうきゅうと指を締め付けて。
身をよじって俺の懐に顔を押し付けようとする。
「いじわる、いわないで」
「ふふ、見せません、そんな勿体無いことできないな」
暫く先生の身体を楽しんで、先生が落ち着くまでの間タオルを買いに走った。
シャワー浴びさせないと舐めすぎたよ…律君にバレても困る。
戻って風呂に入って貰い、着物を着た先生をつれて戻る。
八重子先生は何してたかわかってたようで…先生が恥ずかしそうだ。

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218

翌朝仕事を手早く済ませ、稽古に行く。
早く行ったところでできるのはいつもと同じ時間だけれど。
着いて挨拶したところ、荷が届いてるそうで。
開さんが立会いで鍵開けて中に入れてくれたそうだ。
お稽古の水屋を手伝い、その後自分のお稽古をつけていただく。
少し厳しくは有るが先日よりは優しい。
それでも他のお弟子さんに言わせれば山沢さんには先生は厳しすぎるそうだ。
普段優しいから問題ないと思うんだが。
晩御飯をいただいて、時間もまだ有るのであちらの床だけでもしておきたいと言い、
団欒の家を出て寒い中、敷きに行く。
きっちり流し張りにして端の始末もして完了。
買ってきた布団も置いて。
汗も少しかいている。
先生のお宅へ戻るとお風呂丁度開いてるから、と直ぐに放り込まれた。
しっかり洗って寝巻きを引っ掛けて風呂を出る。
暑くて前を緩く着ていたら覚さんがきていて慌てられてしまった。
ササッと手直しをした。
「や、これは失礼、今晩は。もうこっち向いていただいて結構です」
挨拶を返されて懐から煙草を出して吸おうとされる。
「あら山沢さん、あなたそういえば煙草売ってた?」
「いや、そういえばまだ買ってないです」
「返したほうが良いかしらね?」
「え? 彼女、煙草吸うの?」
「今はあまり吸ってません。だからあれはそのままで構いませんよ、先生」
「煙管吸うのよ~。秋に縁側で、夜月を見ながら吸ってるのは格好良かったわ」
へぇ?とこちらを覚さんが見る。
「あれ、覚おじさん? 司ちゃんさっき帰ったよ?」
司ちゃん来てたのか。
「あ、いや今日は別の話なんだ」
チラッとこっちを見る。
ああ内輪の話ね、俺は寝間に引っ込んでおこう。
部屋にいますので、と声を掛けて出る。
暫くして先生が部屋にやってきた。
「覚兄さん、帰ったわよ。なに見てるの?」
「カタログ。一緒に見ましょう」
そういって招くと身を寄せるようにしてくる。
先生の体温にドキっとしつつ平静を装ってベッドのカタログを見せた。
「どんなベッドがいいです?
 背の高い、今くらいの高さがいいか、布団に近い感覚の背の低いのがいいか」
「そうね…低いと降りにくいかしら?…ん」
そっと、やわやわと先生の胸を楽しみつつ会話も楽しむ。
暫くこれが良い、あれが良いと言ってる内に本が先生の手から滑り落ちた。
「もうだめ、焦らさないで頂戴」
「まだ時間、早くないですか」
「あなたが煽るから…」
と俺の手を掴み股間に持って行く。
既に凄く濡れていた。
そのまま弄っていると布団に、とお願いされる。
暫くそのままでキスしながらなぶれば胸に爪を立てられ、諦めて布団に連れて行った。

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217

まずは明日、布団だけでも買って搬入することを決めた。
明後日来るときにベッドや家具のカタログを持ってこよう。
俺の寝床でも有るが先生もくつろげるほうが良いに決まっている。
「暖房器具もいるわよ?」
ああ、そうか。
今はエアコンかかってるから気づかなかったが床が冷えるな。
床暖はついてないというしホットカーペットでお茶を濁すべきか。
相談すると機密性はそれなりみたいだから食卓のあたりだけ敷いて、
後は絨毯かカーペットにしたら?と言う。
掃除が大変だから、と言ったら掃除位してあげる、と仰る。
うーん、と悩んでいたらキスされた。
人目がないと大胆だな。でもここは足が冷えて先生にはよろしくない。
帰りましょう、と言うと拗ねたような顔をする。
可愛い、といえば照れる。
戻ってからお昼をいただいて、八重子先生に近くに借りたことを話す。
床が冷えるのでと話しているとタイルカーペットはどうかと言われた。
ご友人のお宅で家の中で中型犬を飼っていて、タイルカーペットを敷いているとか。
なるほどあれなら汚れれば洗えばよい。
早速に発注をかけるべく、受け取りはどうしようと悩めば、
連絡先を先生のお宅にすればよいとのこと。
貰った間取り図を元に枚数を考え、発注をかけた。
少し多めに。
先生はずっと俺の膝に手を突いている。
ま、これくらいなら誰かが見ていても問題はない、多分。
何を置きたいか聞いてコーディネートしてゆく。
優しげな印象の部屋になりそうだ。
俺の家は何か硬質な感じがするらしい。そりゃ黒中心だからだ。
ベッドも黒いからなぁ。
だがピンクのベッドは却下だ!
結局白いベッドにしてシーツをピンクにしたらいいじゃないといわれてそう決まった。
シーツなら普段は別のに出来るから。
ピンク、やっぱりダメでも捨てれば済むからと。
先生も納得できたようだ。
さてそろそろ、と夕方。
先生は帰って欲しくなさそうだ。
ちゃんと明後日も来るから、と周囲をうかがってからキス。
別れて帰宅の途中、夕飯になりそうなものを見繕う。
少ししょんぼりとしていた先生は可愛かったなぁ。
家にたどり着いて食事をしながら、思い出して独り顔がニヤついた。
翌朝出勤し、仕事。
節分だ。いわし以外は大して売れず暇を託つ。
帰宅、さてカタログを集めねば。
あちこち立ち寄り5,6冊集めるだけ集め、鞄に入れる。かなり重いな。
なんだかんだ夕方になり食事を取って寝ることにした。
明日は会える。そしてえっちしていいはずだ。

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216

昼をいただいたあと帰宅して昼寝、夕飯を食ってまた寝て翌朝仕事。
仕事の後はシャワーを浴びてお稽古へ。
お稽古の後食事をいただき、風呂から出た先生の足を居間でマッサージする。
裾を割って先生の片足を肩に引っ掛けて押していたら律君が見て絶句していた。
先生は気にしてないようだから、いいか。
帰宅して翌日は仕事のみ。家の掃除や洗濯を済ます。
土曜。
仕事の後、ノートパソコンを別鞄に入れもって行く。
お稽古、夕飯の後律君に手渡した。
使い方をざっと教えているとそろそろ寝ましょ、と先生に誘われた。
おっともうそんな時間か。
とはいえ今日も抱けぬわけだが。
ともに布団に入れば懐に。
風呂上りにしっとり湿った肌。
抱きたくなる。
先生はどうなのだろう。
キスをして舌を差し込めば絡めてきて、同じ気分なのかな、と思う。
「抱いていい?」
「だめ…」
だよな。
でもしっかり俺に身を寄せてくる。
「…火曜日、泊まっていくわよね?」
「勿論。どうして?」
顔を赤らめて俺の胸につけて何も言おうとしない。
「あなたも。俺に抱いて欲しいと思ってる?」
そう言うとかすかに頷いた。
嬉しいね、嬉しい。
でも自分の口から言わせたくなる。
仕方ないか。
言えないんだから。
先生からキスしてきてしばし感触を楽しむ。
背を撫でて二人、寝た。
朝も離れたくない様子で布団の中で珍しく先生がぐずついた。
これまで気づかなかったけど先生もやっぱり生理のときは精神不安定なのかな。
なだめて朝の支度をする。
食事の後、片付けに立つとついてきて、洗い物をする私の背に触れてくる。
困った、と思っていると開さんが内覧の誘いに来た。
近場にいい部屋が出たそうだ。
先生の目覚まし時計を借りて内覧。
中で鳴らして外に聞こえないことを確認してもらった。
出入りも人目に付かないようだ。
妙に安い理由はと言えば出ると言うだけだった。
その辺は開さんが片付け済みで入居実績が欲しいとのこと。
先生も気に入った様子なので決めて本日よりと言うことで家賃を手渡した。
開さんは不動産屋に戻るとのことで先生と二人。
その部屋にどんな家具とベッドを入れるか話し合った。
その間ずっと先生は俺から離れようとしない。
台所道具などはさほどいらないだろう。寝具はやはりダブルだね、など。

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215

夜半、起きて暫くすると先生も目が覚めたようだ。
ぼんやりと抱きしめていると先生が俺の手を取って胸に差し込む。
さわり心地の良い先生の肌を楽しみ、乳首を弄る。
先生の息が荒くなってきて、詰まったかと思えば吐き出した。
逝ったか。
しかし珍しいことも有るもんだ、自分からとは。
生理だからかな。
そのまま抱きしめてるとまた寝てしまったようだ。
そして朝起きて、夜中のことを言うと覚えてないという。
寝ぼけたのかよ!
頬を染めてお手洗いに行ってから身づくろいしてくる、と言う。
余裕が有るならもうちょっと落ち着いてからにしなさいと引き寄せた。
「だめ、落ち着かなくなっちゃうから」
そういって俺の手から逃れて部屋を出て行った。
苦笑し身支度して台所へ。
八重子先生に挨拶して朝食の支度。
追って先生も。
昨日はしてないのかと言われ、先生が生理来たのでと答えたら先生は赤面して怒ってる。
「もう、お母さんたら。そんなこと聞かないでよ。山沢さんも!」
可愛いなぁと思ってニヤニヤしてると額をピシャッと叩かれた。
それをみて八重子先生がほほえましそうにしている。
「大根おろし、かわりますよ」
と先生の手から取り上げた。
怒りに任せておろすと辛くなっちゃう。
で、今日は何を焼いたんだろう。
大根おろしと言うことは。
苦手な魚いろいろが浮かぶ。
八重子先生がグリルをあけてひっくり返すのを見れば鮭だった、助かった。
先生はお味噌汁を作っている。
具は、と見れば麩。
後は納豆に金平ごぼうと用意され、配膳して律君を呼ぶ。
孝弘さんは部屋で食うというので律君が持っていった。
おいしいなぁ、味噌汁。
「山沢さんって本当においしそうに食べるよね」
「一人暮らしするとわかるよ、きっと。
 朝から味噌汁を出汁とって作るなんて絶対しないから」
「あら山沢さんは朝早い仕事だからじゃないの?」
「独り者で朝から出汁とってまで作る気がしませんよ。誰も食わないんですよ」
「そういうもんかねぇ」
「食べてくれる相手がいてこそ作る気になるってもんですよ。
 美味しいなんていってくれればなおさらでしょう?」
「それはそうね」
「だから律君もお母さんに感謝したほうがいい、作ってくれる人が居るのは有難いよ」
くすくすと先生が笑ってる。
ごちそうさまをして、片付ける。
律君は学校へ。
大学生は朝があわただしくなくて良いねえ。
一限目がない日は。
居間に戻ってお茶を頂いていると先生が席を立ったすきに八重子先生から聞かれた。
なにをって、その、俺がまたされてないか、と。
一昨日された。けどトレードオフかと思って受け入れたと話す。
頭を撫でられた。
何とトレードオフかと聞かれたが言えずに居ると先生が戻ってきた。
「なぁに?なんで撫でてもらってるのよ」
「なんでもないです」
聞こうとする八重子先生をとどめて。
話を変えて来月の京都行きの話をする。
三週目の月曜に行き水曜に帰るのでどうか、と。
「あら、火曜日も?」
「こちらのお稽古日ですが…」
「ほら、お母さん、京都のお教室の先生。
 火曜か水曜ならいつでもどうぞって仰ってたじゃない?どうかしら」
「ああ、それはいいね、行っといで。山沢さんも連れて行ったらいいんじゃない?」
「何時からですか?」
「ええっとねえ、ちょっとまってね」
と引き出しをあさって目的のメモを探す。
「朝とお昼と夜と有るのよ」
「うーん、夜ならいけそうです。お昼は無理かも」
「じゃ私は昼と夜、あなたは夜でどうかしら」
「そういうことでしたら」
「ならあちらのお教室に連絡しないとねえ」
「宿、取りますね」
「あら、山沢さんのおうち行きたいわ。あちらにもあるんでしょう?」
「きったなくしてますからそれは勘弁してください」
「片付けてあげるわよ?」
「いや、マジやめたほうが。うちの納戸よりひどいんで」
「……やめとくわ」
「山沢さんの納戸ってそんなに散らかってるのかい?」
「違うのよ…片付いてるのに道具が…」
「道具?」
「いやいやいや、この話よしましょう」
「あぁ、エッチな道具だね」
「納得せんで下さいよ…」
がっくりして居ると二人して笑う。
ええい生理が終わったら悲鳴出させてやろうか。

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