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百鬼夜行抄 二次創作

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伶(蝸牛):絹の父・八重子の夫 覚:絹の兄・長男 斐:絹の姉・長女 洸:絹の兄・次男 環:絹の姉・次女 開:絹の兄・三男 律:絹の子 司:覚の子 晶:斐の子

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199

ひとしきり楽しんで、疲れて。
眠そうなのに私が触る物だから困った顔をしている。
あくび、ふふっと笑って瞼にキスをする。
「もう明日にしない?」
「寝かなさい…なんてね。睡眠不足じゃあなたのここにクマが出来ますね」
目のふちに触れ、頬に触れ。唇を撫でる。
かぷっと指を噛まれた。
ぎょっとする。
「寝かせてくれないなら…」
と乳首をつねられた。
「しちゃうわよ?」
「わかった、わかりました。寝ましょう。寝ましょう」
くすくすと笑って手を離してくれて、そしてキス。
抱きしめて、頭や背中をなでいてると寝息。
つられてそのまま寝そうになる。
暫く待って本格的に寝たところで腕を外し、トイレへ。
ああ面倒くさい…。
それからベッドに戻って寝た。
朝。
瞼の裏側に日光の明かりがちらちらして目が覚める。
ああ、もうこんな時間か。寝過ごしたな。
横を見れば先生もまだ寝ていて。
無防備なその姿が綺麗で、写真に撮りたくなるほど可愛い。
本当はえっちしているところも何もかも、ビデオに撮りたいが…。
誰かに見られるのが怖いからな、できない。
あ。今度テープを入れてないビデオ回してみようか。
先生の反応が楽しかろう。
いや、泣かれるか?
そっと瞼に触れると夢を見ているようで眼球が動いているのがわかる。
どんな夢を見てるのかなぁ。
ふっと息をついてトイレに起きた。
そろそろ終りそうではある。
手を洗って台所に立ち炊飯器の中を見る。
二人で食うには足りないな。
ラップにあけて冷まし、釜を洗って米をかし、炊く。
何を食おう…あ。昨日雑炊にするって言ってたなぁ…。
食卓を先に拭いて、米が炊けるのを待つ間、ベッドに座って先生の寝顔を眺める。
米がご飯に変わっていくにおいが流れてくる。
「ん…おはよう」
起きたようだ。
「おはようございます」
「ご飯炊いてるの?」
ふぁっとあくびをして伸び。
「ええ。どうします?昨日雑炊にするって言ってましたが」
「んーそうね、そういってたわね。あとどれくらいで炊けるの?」
20分くらいと言うと、じゃ着替える時間有るわねと言って着替えだした。
白い乳房が朝日に照らされて、美しくてつい触れてしまった。
当然ながら怒られました。とほほ。
髪を整えて着替えてそれから割烹着を着て。
「なんかすっかり"お母さん"ですよね」
「そうよ?だからご飯の支度してるときにえっちなことはしないで頂戴よ」
「いやだな」
頬に手を添えて軽くキスする。
「だめよ」
ぺちっと額を叩かれて、ご飯作ってるときとか食べてるときはしないように言われる。
ちゃんとけじめをつけなさい、と。
「しょうがないな、聞いてあげますよ。
 本当は家に居るときはずっと抱いてたいんですからね?」
耳まで赤くして可愛いなあ。
座ってて、というので座って待つと、炊けたご飯を鍋に投入して雑炊にしている。
うーまーそー。

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198

「もっと大胆になってくれてもいいんですよ?」
そういって寝巻で隠された乳房を撫でる。
「恥ずかしいわ」
真っ赤になってて、可愛くてそのままベッドに倒れこませた。
「あなたからキスして。大胆にね」
ついばむようなキス。
「大胆に」
少し戸惑ったような間が空き、ディープキス。
唇を離すと目が潤んでいる。
そっと翳りをまさぐり、聞いた。
「どうして欲しいか言ってごらん?」
首を振る。
「大胆になって。俺に聞かせて?」
「あの…触って…」
「どこをどのように?」
体を朱に染めて、いやいやをする。
「ここかな」
すっと尻の穴に触れる。
きゃっと言って身をよじる姿が可愛らしく、つい軽く乳首にキスをしてしまう。
「言わなきゃ今日はここ、ですね」
「っばか…もうっ。そこはいやよ。もうちょっと上っ」
こっち、と濡れているところに触れると頷いた。
「で?ここをどうするのかな?」
「あの…入れて……」
「入れるだけでいいのかな? 動かして欲しいんじゃないの?
 気持ちよくして欲しいって言いなさい?」
目を瞑って真っ赤な顔で。唸ってる。
「言えませんか?」
そういうと、私を抱きしめて耳元で小さな、本当に小さな声で言う。
「入れて動かして気持ちよくしてっ」
触れてる体が熱くて、本当に恥ずかしくて仕方ないんだろうとわかる。
「もっと大きな声で…。と言おうと思ったけれど。よく言えましたね」
いい子だ、と中に入れてかき回す。
あっあぁっ、と喘ぎ声、びちょびちょになる手。
中も熱くなっていて凄くしまって気持ちいい。
突起もしごきつつ、乳首も舐めると喘ぎ声と言うよりは悲鳴に近くなって。
中の膨らんで居るところを擦ったり、奥をつついたり。
途中で手を止めると、やめないで、と言ってくれた。
嬉しくなって沢山にしてしまう。
求められるのは嬉しい。気持ちよくなってくれるのは嬉しい。
先生が逝くたび、俺も快感を感じ気持ちよくなる。
時折、触ってもいないのに逝くことすらある。
あまりの気持ちよさにくらくらするが、先生もそれくらい感じていてくれればと思う。

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197

「愛してる、絹」
「もう…やぁね…」
ディープキスしつつ乳首をまさぐる。
ぎゅっと肩をつかまれて、唇を離された。
首筋を舐める。
「えっ!ちょっとまって!」
「へ?」
「うそっ…」
身を捻ってテレビを見ている。
「え、このニュース朝からやってましたよ?」
「そうなの?やだ、知らなかったわ」
苦笑して俺のシャツを先生の肩に掛け、膝から降ろして立つ。
先生がそのままテレビに見入っている間に着物を片付けた。
「テレビ、もういいでしょう?ベッドに行きませんか?」
「あっ、ごめんなさいね。つい」
「…ああでも素肌にカッターシャツも色っぽいな」
頬を染めるくせになんでまたテレビを見るんだ…。
「だってこのドラマ見たかったの…ね、お願い」
「しょうがないなぁ。でもそのままだと風邪引くから。寝巻着てください」
「うん」
そういったままテレビを見て動かない。
寝巻きを取りに行って渡すと着替えてくれた。
番組表を見ると1時間物か。
仕方ない、一緒に横で見るのがいいだろう。
って突っ込みどころの多いドラマだなぁ。
しかしこれ、いまの化学屋が当時に行って研究したら面白いだろうな。
ってこれ続き物なのか。
消化不良だ。まぁ結構良い部類のドラマだな。
忘れなければ来週も先生と見てもいい。
しかしだな。
こんなもの見てすぐやる気になれんじゃないか…。
トイレに先生が立ったのでテレビを消して、寝巻を着た。
って俺も行っておかねば。
入れ替わりに行って、戻るとすでに部屋の電気を消されていた。
寝間の豆球がついている。
ベッドに座って髪を解いている先生にキスした。
もうちょっと待って、と言うので眺めているとアレがサイドテーブルにおいてある。
「…なぜここにアレ」
と呟いたら俺が食卓に置いていったから、とか。
「納戸に捨ててこなかったんですか? 使っていいのかな」
先生は一気に胸まで赤く染まった。
「その、使わないでくれたほうがいいけど…」
「じゃどうして持ってきたの?」
「だってご飯食べるところにあんなの…」
そっちか!
「居間でするのはイヤだった?」
「ごめんなさい」
「ま、予想はしてましたが。
 布団の有るところ以外ではしちゃいけない気がするんでしょ?」
うん、とうなづく。
「俺はそういうあなた、好きですよ。でも居間で恥ずかしがるあなたも好きなんだ」
「よくわからないわ」
「あなたの羞恥心、感じてるところも好きだと言ってるんですよ。
 大胆な所も好きですけどね」
「大胆?」
「大胆になってる、と思いません?
 わざわざ俺の家に抱かれに来て。俺のベッドに一緒に入るんだから」
「あ……そうね、そうよね」
自覚はなかったのか。

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196

するりと脱いで私の前に膝を突く。
「久さんも脱いで…」
そういってシャツのボタンを外された。
頬を引き寄せてキスをし、懐に抱く。
「あれ、入れるのと入れないのとどっちが良い?」
「…久さんがしたいほうでいいわ」
「嫌だったんじゃないの?」
「その…恥ずかしいんだけど使うほうがあなたにしっかりと抱きついていられたから。
 だからその、それならそんなに嫌じゃないかなって。
 でも前みたいに道具だけ使われるのは嫌よ?」
ああ、なるほど、いつもだとどうしても半身がずれるから。
「つまり体が離れるような体位なら嫌なままだった?」
うなづく。
最初が肝心、普通の体位にしてよかった。
「まぁ、今回は入れないでいきましょうかね。まだ何か抵抗感じてるでしょ?」
「わかる?」
「わかりますよ。今そういった瞬間に力抜けたし余計にね」
「だってやっぱりああいう形のもの、と思うと」
「ちょっとづつでいいですよ、今はね。それより案外見るのは平気なんですね」
「あれだけあると現実味がないっていうか」
「お道具鑑賞のノリですか?」
「そう、そういう感じよ。買えない値段のお茶碗並べられた感じというのかしら」
くっくっくっと笑ってると、何よ、もう。と胸を叩かれてしまった。
「一本だけじっくりみて触ってっていったらどう?」
「無理よ、恥ずかしくて嫌よ」
「拝見に出た道具と思って」
「ばか、そういうこと言わないで」
「お稽古のときに思い出しちゃうかな?」
「それは困るわよ」
「むしろ舐めてる所見たいな」
「えっ」
「私に装着して、あなたがあれを舐める」
「や、だ…そんなの」
「あなたに入れる前にしっかり濡らさないと痛いですからね?」
「でもさっきは」
「ローションつかってましたから、あれ。後口美味しくないんですよね~」
「まずいの?」
「化粧水舐めちゃったときのような」
「…まずそうね。でもそんなのなめて大丈夫なの?」
「そのまま飲むとかじゃなければ。飲む可能性が有るなら別のローション使いますが」
「別の?」
「味付とかまずくないやつ」
「知らなかったけど色々有るのねえ」
「まさかコンドームの味つきも知りませんか?」
「そんなの有るの?」
「コンビニにも売ってたような気がするんですが…イボつきは?」
「知らない…」
「ちょっと待って、お兄さんたち居たんですからなんか見てるでしょ?
 あなた純情な乙女のままじゃないですか。子供いるのに。なんでだー?」
「だってお友達ともこんな話しないし、兄さんだってそんなもの見せなかったもの。
 夫しか知らないし…。そんなに笑わないでよ」
「いや、もうマジ可愛い。そういう純情な乙女、いいね、好きだよ」
抱きしめてキスすると首に先生の手が回る。

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195

番組が終って、CM。
先生は洗濯物を片付けてトイレに。
その間に洗濯機につけたものを回収して納戸からほんの少し太いものを出す。
食卓にくっつけておいた。
先生が出てきたので交代でトイレに立つ。
キャッと言う声が食卓のほうから聞こえてきた。
ニヤつきながらトイレへ出て戻ると食卓に背を向けて三角座りしている。
後ろから抱きしめる。
「何してるんですか?」
「もう、なんでこんなところにこんなのつけるのよ」
ひょいと取り外して先生の手に持たせる。
「…あら?さっきのと色、違うわよね」
「ええ。どうです? 抵抗あります? さっきのと比べて」
「んーピンクは生々しくて嫌ね」
「ちなみに他の色は肉色と黒です。持ってきましょう」
納戸からサイズは違うものの各色持ち出す。
眉をひそめて引いてるのがわかる。
「これ、これが嫌なんでしょ。あなたは」
大きくてヒダヒダが凄くついている使い込まれた肉色のディルドを指差す。
「すっっごく気持ち悪いわ、それ」
「でしょうねー。まぁこんなのは入れるつもりまったくないんでご安心を」
「やっぱりこの色ならまだましかしらね…」
と見ているのは透明と白。
「黒はどうです?」
「何か硬くて痛そう」
「触ったら一緒ですよ、ほら」
渡して触らせる。うん、凄く見ていてエロい。
「あら、ほんとね。って触らせないで頂戴」
ふふっと笑って別のものを見せる。
「これは硬い目。中に芯が入ってて角度を固定できます」
「こんなに色々有るのねえ」
「そりゃあね、硬いのが好きな人もいれば痛くて嫌だとか、
 そのままの角度じゃいいところに当たらないとか。色々有るようです」
「山沢さんはどれが好き?」
「へ?俺?いや使わないんで知りませんよ」
「使わないのに持ってるの?」
「一時期集めたくなったんですよ…だからこんなに色々と」
「ああ吃驚した、これとか使ったのかと思っちゃったわよ…」
と気持ち悪いといってた奴を指差す。
「いや、サイズとして入らない気がします、これ」
「さっきのなら入るかしら」
「入れようなんて気は起こさないように。そんなことしたらこれねじ込みますよ」
「や、やぁね、しないわよ。でも人にしろっていうんだからやって見せて欲しいわ」
「長年入れてないんでまあ無理ですね、痛いだけです」
「あら、私だってそうだったんだからなんとかなるんじゃない?」
「却下」
「いやなの?」
「いやです」
「私がいやって言うと怒るのに…」
「俺はする人、あなたはされる人。これは守ってくれなきゃ」
「ねぇ?どうしていやなの?」
「んー…。簡単に簡単に…ああ。そうだ。男の人が女にケツを掘られる的な」
「…何かわかった気がするわ」
「納得できたならあきらめてくださいね」
「してもよくなったら言って頂戴ね」
「ないとは思いますよ。まあとりあえず片付けましょうか」
納戸に返して戻る。
「これは片付けないの?」
先ほどのピンクの物の透明バージョン。
「片付けませんよ、これはあなたのここに納めます」
と先生の股間を触る。
真っ赤になってうつむいた。
「もうそろそろいいでしょう? 脱いでくれますか」
こくり、とうなづいて、脱ぎ始める。
横で座ってみていると綺麗で、これから抱かれるんだと言うので頬を染めている。
やはり、肌襦袢のあたりで一度手が止まる。
いいよね、羞恥心。
風呂も一緒に入ってるのに。

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