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百鬼夜行抄 二次創作

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伶(蝸牛):絹の父・八重子の夫 覚:絹の兄・長男 斐:絹の姉・長女 洸:絹の兄・次男 環:絹の姉・次女 開:絹の兄・三男 律:絹の子 司:覚の子 晶:斐の子

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359

翌朝、ゆっくり目に起きて一応手荷物品の確認もすませた。
携帯には荷物の到着を知らせるメールが来ている。
先生から家を出たとの連絡をもらったのは11時ごろ。
さてそれでは、と松屋銀座へ。
中の人と話していると予約キャンセルが出てそれをお勧めされた。
勿論そっちを選んで持ち帰る。
暫くして先生が来た。
「いらっしゃい。お昼どうします? 今食べるか電車で遅い目のお昼にするか」
「泊まるところのお夕飯何時かしら」
「6時半にお願いしてます。新幹線は1時半です」
「じゃ…電車で頂きましょ」
上から下まで眺めて。
「なあに?」
「綺麗だな、と思って」
ぽっと頬を染めて可愛らしい。
少しお茶を飲んだり先生が手荷物を確認したり。
「じゃ行きましょうか」
「そうね」
忘れ物なし、テレビも電気も切り忘れはなし、と。
東京駅までタクシーで行き、新幹線に乗る。
お弁当を広げると先生が凄くうれしそうな顔をした。
ふふん。
おいしい、おいしいと先生が食べていて、俺も幸せだ。
ごちそうさまをして暫くしたら乗換え。
残念ながら普通車しかあいてなかったけれど海側の座席。
旅情を誘う風景だ。
俺は何度か来ているけれど。
駅について先生はきょろきょろしてる。
こっちこっちと手を引いて階段を下り外に出たらちょうど宿の送迎バスが停車していた。
先生を乗せて俺も乗る。
他の客を待って10分ほどして出発。
ほんの5分ほどで宿に到着し、フロントでお茶を頂きチェックインした。
手荷物を仲居さんが持って部屋に案内される。
送った荷物は部屋に入れてくれてある。
先生を上座に据えて落ち着くと化粧品を選ばせてくれる。
選んで細々とした説明を先生が受け、仲居さんが部屋を出た。
「すごいわねぇ」
と先生があちこちうろうろしてる。
これが見たくてつれてきたようなものだ。
「お風呂、入りますか?」
「そうね」
「その風呂か、大浴場かどっちが良いです?」
「ん、先にお部屋の入ろうかしらね」
じゃあ、とハンガーを出して先生を脱がせる。
「自分で脱ぐわよ…」
照れてるのも可愛いなぁ。
シャワー室でさっとかかり湯をして先生が風呂に入った。
俺は持ってきた浴衣に着替えて縁側から風呂へ。
「湯加減どうです?」
「気持ち良いわぁ」
「それはよかった」
湯がきらきらと反射し、先生の肌に。
綺麗だなぁ。
「ねぇ先生、付き合いだした頃熱海に行きましたね」
「あぁそうねぇ随分前に思えるわ」
「俺に抱かれるのもまだ怖がってましたっけね」
「あの頃はねえ」
「今は怖くない?」
キスする。
「たまに怖いわ」
肩を舐める。
しょっぱっ!
「どうしたの?」
「お湯、海水だったの忘れてた」
「あらあら」
くすくす笑って、そろそろ出るから、と言う。
俺も中に入ろうかな。
ぱしゃりと湯船から出てシャワー室に入ってすすいでる。
暫くすると宿の浴衣を羽織って先生が縁側に出てきた。
「良いお天気ねぇ」
「ですねぇ、湯冷めもしなさそうな」
風に先生は身体を冷まされるのを待っているようだ。
色っぽいなぁ、湯上り。
そろそろ引き寄せたくなって動いたら先生が立ち上がった。
「あなたお茶いる?」
「あー…はい、いただきます。が、冷蔵庫に冷えた水ありますよ」
「…冷蔵庫どこにあるの?」
こっち、と玄関の方へ連れて行く。
シンク下は冷蔵庫だ。
中に入ってるものを見て先生が楽しそうな顔になる。
青汁豆乳を持ってお座布団の上へ行き飲み始めた。
それ飲まれたらキスしにくいなぁ。
「それお腹膨れません?」
「うん、ちょっと」
「散歩しましょうか。館内案内しますよ」
「そうしてもらおうかしらね」
先生も持ってきた浴衣に着替え、一緒にぶらぶらと。
ここの館内履きは草履で普段から履きなれてる二人には気楽だ。
先生の手を引いて大浴場や売店、ジムやボーリング場などを見せる。
「広いのねぇ」
「あっちの方には居酒屋と日帰り温泉がありますよ。あさって昼に行きましょうね」
「明日は?」
「プールとエステ。エステは予約入れてありますからね」
「あら嬉しいわ。でもプール?」
「泳ぐんじゃなくてジャグジーみたいなやつですよ」
「水着持ってきてないわよ?」
「持ってきてありますよ、俺の見立てですけど。後で着てみてもらえます?
 サイズあってるか知りたいから」
「えっ」
赤くなってる可愛い。
ちょっとキスして頬を撫でる。
「あ、だめ、こんなところで」
「知らない人しかいませんよ、大丈夫」
「人前なんてはしたないわよ」
「可愛いなー」
「もうっ」
ゆっくり先生と歩いて売店へ。
BBクリームや口紅などを先生が見ている間に俺はサプリをいくつか。
「それ試してみますか? 色はピンク系でしょうかね」
店員さんが先生を見てこちらのお色のほうが、と勧めてくる。
手の甲に伸ばすと結構気に入ったようだ。
「じゃこれと口紅は?」
「あ、この色が良いかしら」
「うん、じゃこれとこれと…」
会計をして部屋に戻る。
先生が慌ててトイレに入った。
「我慢してたんですか? 売店にトイレあったんですよ」
「え、そうなの?」
トイレの中から返事が返ってきた。
出てきたので洗面所でさっきのBBクリームをオイルで取り、手を洗ってもらった。
大きい鏡を見ていると…先生の胸を揉みたくなってしまう。
いやもうすぐご飯だ、今はだめだ。
お座布団に座ってテレビを見つつ暫くおしゃべりして、ご飯の時間になった。
先生を連れてラウンジへ行く。
係りの人に案内されて今日は1階だ。
食前に梅酒を頼み先生と乾杯していただく。
「おいしいわねぇ」
「ですねぇ」
暫くして食事が運ばれてくる。
懐石のように一品ずつ。
「あら、あなたのメニューと私のメニュー違うのね」
「俺は魚苦手ですからね、その分あなたのお皿は良いものばかりお願いしてありますよ」
うふふ、と先生がうれしそうにしている。
次々と食べては出てくる料理。
「お腹膨れてきちゃったわ~でもおいしい」
「でしょ? どうしても多いなら助けますよ」
「そう?」
先生がちょっとずつ、残す分を平らげつつデザート。
「甘いものは」
「別腹ですよね」
うっふっふ、と先生がにこやかで見ていて本当に楽しくなる。
食後のコーヒーを頂いて部屋へ戻る。
「ああ、お腹一杯~」
「布団に寝転がっても良いですよ~」
「あらだめよーお化粧落としてないもの」
「じゃ、落としちゃいましょう」
「そうね」
「どうせだから脱いで…風呂で洗ったら良いでしょう」
「んー」
畳の上で俺の膝を枕に転がっちゃった。
そのままテレビを見ている。
番組が終って先生が脱ぎ始めた。
「あなたも一緒にはいる?」
「そうしましょう」
脱ぎ捨て先生と一緒にシャワー室へ。
先生が洗顔の間に背中を流し前も、と思ったがそれは自分ですると言われてしまった。
残念がりつつ自分の身体を洗って漱いで外の湯船へ。
う、あつい。
「早く入りなさいよ」
「ケツ押さんで下さいよ」
「お尻」
「ケツ」
ごつん、と拳骨が落ちてきた。
中ほどまで行って浸かる。
先生も俺の横に。
「あぁ良い星空ねえ」
「あ、ほんとですねえ」
ぱちゃぱちゃと湯を楽しんで先生に触れたり。
暑くなってはふちに腰掛けて涼んで、また冷えたら入って。
気持ち良いねえ。
先生が俺に覆いかぶさってキスして来た。
「そろそろ上がりましょ」
「はい」
シャワーで湯を流して宿の浴衣を羽織る。
先生は洗面台の前で化粧水をたっぷり目に使っている。
先ほど飯の間に化粧品が置かれていた。
俺も化粧水だけつけて布団に転がる。
「はー暑いー」
暫くごろごろして、むくっと起きて荷物の整理。
明日の水着を出して、後はいろんなものを仕舞ったり出したり。
ドライヤーはとりあえず先生の希望だし。
先生が戻ってきたので水着を渡した。
「着てください」
「いま?」
「そう、今」
「……え、こんなの無理よ」
「まぁそういわず」
渋々つけるものの凄く恥ずかしがる。
「綺麗だな」
「ビキニなんて恥ずかしいわ」
「ま、そうおっしゃると思って…持ってきてますよ、フィットネス水着」
着せてみると丁度良いサイズ。
「んー、でも俺はさっきのほうが良いなぁ」
「いやよ、こっちでいいわよ」
そういいつつ脱いで畳んでいる。
笑ってビキニは鞄に仕舞って先生を引き寄せる。
「なぁに?」
「そろそろ抱いて良い?」
「いいわよ」
掛け布団をのけて、先生を転がす。
キス。
「昨日してないから…」
「ん、わかってるわ」
まぁでも移動とかで疲れてるだろうからと軽めに抱いて。
案の定2回逝かせたら寝てしまった。
気持ちの良さそうな寝息がなんか良くて幸せな気分だ。
浴衣を着せてもう一つの布団に仕舞ってあちこち片付けて電気を消す。
布団は片方しか使ってないとしたのがバレバレで先生が困る。
ぐしゃぐしゃになったほうの布団に潜り込む。
大丈夫、先生の残り香がある。
おやすみなさい。

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358

朝、気だるいが出勤して仕事。
少し忙しかった。
旅行の用意をした鞄を持って先生のお宅へ到着。
食卓を囲む先生に挨拶した。
「先生、旅行の用意出来てます?」
「えっあっ! 明日からだったわね、忘れてた…お母さん、お稽古ちょっとお願い」
先生が八重子先生を拝んで、今日は八重子先生とお稽古ということに。
とりあえずはお稽古の用意をして生徒さんを迎え入れる。
二人目のお稽古が終ったころ先生が戻ってきた。
八重子先生と交代だ。
生徒の皆さんが帰られた後、俺のお稽古。
今日もかなり怒られて少しへこんだ。
水屋は先生に任せ、荷物を預かり俺の荷物と共に宅配に出す。
戻ると既に食卓にご飯が並んで先生と律君が喋っている。
「そうそう明日から山沢さんと旅行行くから。あんたお父さんのことよろしくね」
「ええっ? 聞いてないよ」
「忘れてたのよね」
「おばあちゃんは?」
「行かないよ」
「そうなんだ? じゃなくて聞いてたの?」
「聞いてたよ。お稽古の都合もあるからねぇ」
「ただいま。やぁ律君、こんばんは。お母さんいないとさびしい?」
「そういうわけじゃないけど」
「水曜になったらちゃんとお帰しするから安心して待ってたら良いよ」
「それでどこ行くの?」
「伊豆だよ。八重子先生、これ宿の電話番号です」
「はいはい」
「あ、そうだわ、ドライヤー…」
「私のでよければ入れてますよ」
「部屋にあるんじゃないの?」
「ブラシついてない奴はあるんだけどねー」
ご飯を終えて片付ける。
「ね、明日これどうかしら」
「うん、いいんじゃないかねえ」
明日着ていく着物の相談をしてるらしい。
「ねえ山沢さんはどれが良いと思う?」
「どれでもいいですよ」
むっとしてしまったようだ。
「だってどれも先生が着たら似合いそうですから」
あ、ほころんだ。可愛い。
「そろそろお暇しますね。明日お待ちしてます」
「はぁい、気をつけてね」
そして別れて帰宅だ。
手荷物だけ用意して後は明日の昼は先生が来るまでに三友居さんの弁当でも買うか。
明日が楽しみだなぁ。

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357

起きて出勤。
暇だ。
今日は雨の予報と言うこともあり、いつもよりも更に暇だ。
あくびも出る。
今日はどこを回ろうかなあ。
いくつかプランを考えて事務方に見積を作ってもらった。
仕事が終って着替えてホテル回りをする。
いくつか回って交渉し、最後に先生に教えてもらったホテル。
なるほど良い雰囲気でお勧めされる理由がわかる。
遅めのランチなのか早めの夕食なのかお客さんもおいしそうに食べている。
交渉の反応は悪くない。
営業を終えてケーキを買う。
先生に差し入れしよう♪
そのまま車を走らせ先生のお宅へ。
「あぁ来た来た、入って」
「はい、あ。着替え」
「なくてもいいわ、お客様して頂戴」
はいはい。
正客に入り、お茶をいただいたり問答をしたり。
生徒さんのお点前が終わって俺のお稽古。
お夕飯も頂いて先生たちとケーキを食べる。
おいしい。
先生も幸せそうな顔をしている。
甘いものは別腹らしい。
暫く団欒を楽しんで帰宅する。
トイレに入って気がつく。そうか今日からか。
夜更かしせずさっさと寝よう。
おやすみなさい。
翌朝、もっと寝てたくてグダグダしつつも出勤する。
暇なりに荷物は動き昼前に仕事が終った。
眠い。
早く帰って寝よう。
帰宅すると先生が来て飯を作ってくれてた。
食い気より眠気なんだが…。
作ってくれたんだからと食うことにした。
うまい。幸せ。
「あら眠そうねぇ、寝てくる?」
「うん。あなたもおいで。洗い物後でいいから」
くすっと先生が笑って台所に食器をつけ置きしている。
暫くして着物を脱ぎ寝巻を着て布団に入ってきた。
懐に抱きこんで寝る。
良い匂いだ。
3時間ほどだろうか、ぐっすりと寝てふと目がさめる。
先生はまだ寝ているが先生も俺も汗をかいていた。
流石に昼日中、布団をかぶって抱き締めて寝てたら暑いよな。
そろりと布団から出てまずはトイレに。
それから先生が蹴っ飛ばしかけてる布団をはいで肌掛け布団に変更。
潜り込んだ。
丁度良い温かさだ。
もう眠気はないけれど先生を抱いてごろごろしてるのは幸せで良い。
少しして先生も起きた。
軽くキスする。
俺の腹がなった。
「あらもうおなかすいたの?」
「そのようで…」
くすくす笑ってる。
「冷蔵庫、何も入ってなかったわよ。何か買ってくる?」
「ん、コンビニ行きます。なんかいりますか?」
「あらどうせならお夕飯の買物もしましょ」
布団から出て先生は着替えだした。
「泊まっては…」
「いかないわよ。朝忙しくなるじゃない」
「ですよね。ってかどうしたの、今日は。来る予定なかったんじゃ」
「朝ね、お友達と会ってたのよ。大森に住んでる人でね。
 ランチ一緒にとって夕方まで遊ぶつもりだったんだけど…急に用事が入ったみたい」
「ああ、ついでですか」
「だって大森まで出たんだもの。そのまま帰るよりお昼作ってあげたくなったの」
一瞬むっとしたのを察知されたようだ。
「おいしかったよ。嬉しかった」
後ろから抱き締めてうなじにキス。
「だめよ、着替えてるのに。おなかすいてるんでしょ」
邪魔しないで、と手を外されて着替えるのを眺める。
時折先生は強い。
着替え終わってお買物へ出る。
先に喫茶店に寄って先生はレモンスカッシュ、俺はパンケーキとコーヒー。
腹の虫が泣き止んで、それからぶらぶらとお買物だ。
先生に任せてたらおいしいものが食べれる。
言われるがままに買い揃え帰宅するとすぐ割烹着を着て台所へ。
美味しいご飯を作ってもらって食べる。
食べてすぐ。
「じゃ帰るわ」
「え、ちょっと」
「明日も会えるんだから良いでしょ」
「飯つくりに来ただけですか、マジで」
「そうよ」
「昼にしとけばよかった…」
うふふ、と笑って頭をなでられた。
「明日待ってるわね」
「はーい、しょうがないなぁ。駅まで送ります」
「ありがと」
先生を送って、帰宅。
寂しさは寝ることでごまかすしかないなぁ。
おやすみなさい。

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356

翌朝、目が覚める。先生は気持ちよさげな寝息で。
布団から出たくないなー。
とは思うものの、律君も学校だから朝飯作らないとね。
布団に先生を残して台所に向かう。
ちょっとひんやりした朝だ。
ご飯を炊いてお味噌汁と焼き魚。酢の物と納豆。
ととのった頃先生が起きてきて食卓を片付けている。
八重子先生も起きてきた。
今日は皆お寝坊さんか。
「律ー、いい加減にしないと遅れるわよー」
そんな声が聞こえてる。
朝が涼しいと布団から出たくなくなるよね。
お母さんをしている先生も好きだな、微笑ましい。
皆で食卓についていただきます。
ご飯を食べて律君を送り出したらお洗濯。
掃除、掃除。
先生に指示を貰ったり。
平穏な日常も先生となら楽しい。
お買物へ行ってお昼と晩のおかずを考えるのも先生と共に。
幸せを満喫。
「明日どうするの? くるの?」
「うーんどこのホテルにしようかと」
先生に近隣のホテル情報を教えてもらう。
生徒さんからの口コミらしい。
「うちの近くは一緒に行くけど…この辺は行ってませんね、たまには行きたいなぁ」
「中々ねえ。家族いるとね」
「作っといてよそ食べに行くのも面倒になりますよね」
「そうなのよね、もう良いかってなっちゃう」
「八重子先生に作ってもらって俺らは出るというのも何かちょっと」
「そうよねえ。まぁ機会が有れば、にしましょ」
「はい」
帰宅してお昼を作って食べて、また掃除。
草むしりに庭に下りる。
八重子先生に抜いてはいけない雑草に見えて雑草じゃない奴を教えてもらって。
黙々とむしってると先生が下りてきて麦わらを頭に載せてくれた。
「涼しいけど…日に焼けるわよ」
「ありがとう。で、悪いんですが背中かいてくれません?」
「ここ?」
「あー、気持ち良い。この手ではちょっとかけなくて」
くすくす笑って軽めに掻いてくれて。
ぽんぽんと頭をなでて掃除に戻って行かれた。
さて再開。
夕飯の匂いがするまで頑張って手袋を脱いで手を洗い顔を漱ぐ。
「お疲れ様、ご飯できたわよ」
おいしくて沢山頂いて満腹。
「じゃあ。また明日、来れたら来ます」
と別れて帰宅した。
すぐに風呂に入って寝る。

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355

「で、どうします? 一旦戻りますか? それとも10時くらいまでここにいますか」
「そう、ね。あなた我慢できる?」
「できますよ。もう一度くらい、家でもさせてくれるんならね」
「だったら帰るわ。お風呂も入らなきゃいけないし」
「あぁ。じゃその前に」
先生の汚れたそこを舐める。
「あっ、もうっんんっだめよ、舐めないで…」
そういいつつも押し付けてくるのが可愛い。
でもつんつんとお尻の穴を舌先でつつくと身体が逃げる。
黒ずんでなくて綺麗でやっぱり体質って重要だ。
ずっと我慢していたからか、軽く舐めてるだけで逝ってしまった様だ。
ちょっと怒ってる。
にこにこと見てたらなんなの?と聞かれた。
「ん? いや怒ってるあなたも綺麗だと思って」
「もうっ」
先生は息をついて着物を着る。
俺はその間に手と口を漱ぐ。
そして帰宅。
先生はそのままお風呂へ。
俺は八重子先生とおしゃべり。
先生がお風呂から上がってきたので火の始末や戸締りを確かめた。
八重子先生に挨拶して先生と寝室へ。
布団を敷いて先生が髪を乾かすのを待つ。
ふぅ、とドライヤーを置いて落ちた髪を拾い上げてる。
眉根に皺。
「どうしたんです?」
「ん、白髪。やんなっちゃうわ」
「先生は少ないような気がしますが」
「そう?」
「俺はほら、ここにたくさん」
「あらほんと、見えなかったのに結構あるのねえ」
するん、と先生の股間に手を這わす。
「ここは、もうないでしょ?」
「あ…」
見つけ次第抜いてるしね。
「ね、片付けるまで待って…先、布団に入っててくれる?」
「うん」
手を離して布団に入る。
横になって先生が細々としてるのを見てるのも楽しい。
そろりと布団に入ってきた。
いつになっても照れくさそうに入ってくるのが可愛らしく。
たまにそのまま寝ちゃうけれど。
キスをして、ゆっくりと丁寧に抱く。
さっきは先生が急いてたからざっくりとしか出来なかった。
滑らかな肌も心地よく、背中に腰にと手を這わす。
白い肌が徐々にピンクに染まる。
幸せそうな顔を見ていると嬉しくもあり、いじめたくもあり。
まあでもここで声を立てられるとそれはそれで困るから。
幸せな顔だけ見ているとしましょう。
ゆったりと抱いて眠る。
寝息も心地良い。

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