「でも、あなたのどこかに私のものと刻み込みたいな…」
つっと翳りに手を触れる。
「えっ?刃物で?」
「違う、違います(笑) 二度と消えない傷にしてどうするんですか。
いやまあ、刺青とかさせてくれるなら嬉しいことは嬉しいですが…
第一刺青はMRI駄目ですし。一番簡単というとピアスですが」
「耳?」
「いや性器ピアスですよ」
「…凄く痛そうなんだけど」
「開ける時結構痛いし夏に開けると膿むんですよね。ここは」
と、襞や包皮をさわさわする。
「乳首にせよへそにせよ、あなたの場合衣服で押さえ込まれる場所なんで。
予後が悪すぎます。一般的に恋人に常につけさせるというと指輪やネックレス、
耳のピアスですが…どれもお稽古の時つけていられないでしょうし…」
「そうねえ、外しちゃうわねえ」
「イヤリングみたいに挟むやつでここに金鎖つけちゃいましょうか。
歩くだけでかすかに音がするようなチャームをつけて」
「だ、駄目よ、音がするなんて。お稽古のときに困るわよ」
「大丈夫、着物を着たら聞こえない程度のものにしましますから。ね?」
「だめ、だめよぅ、お稽古に差しさわりのあることはしないで。お願いよ」
「じゃ乳首につけましょうか。こっちなら音はしませんよ。
ああ、たしかうちに有ったはずだ。ちょっと待っていてください」
道具部屋をあさる。
確か前に色々買ったぞ?
あった有った、これだ。可愛いハートの連なってるリング。
チャームがついてるのは…エッチのときにしかつけれんから却下しよう。
「お待たせしました。こういうものです。まだ乳首立ってませんね。つけますよ」
ちょいちょいっとつけてサイズを調整する。
こんなものかな。
「浴衣着てみてください。違和感とかどうです?」
「ちょっとくすぐったいかしら…」
「金属アレルギー出るようでしたら違うデザインのものになりますが、ありますから。
くすぐったい程度でなれるようでしたらそれで行きましょう」
「うん、これくらいなら多分大丈夫よ」
「で、これを…こうすると」
乳首を揉んで立たせる。
「ほら、こんな感じですね、えっちぃでしょ?」
顔赤い(笑)
「ちなみにここにも」
翳りを掻き分け突起を摘む。
「同じようにつけることが出来るんですよ。つけてあげましょうか?」
「やっ、だめ、そこ…そんなとこにつけられたらお稽古できないわよ…」
「今、想像したでしょう?凄く濡れてる」
こくん、とうなづいていて可愛らしい。
「したいけどしません、本当に凄くしたいけどね。背徳的でしょう?」
「しないで、くれる?」
「茶室でとか、お稽古中とか。背徳感はすごく良いんですが。
あなたがしてって言わない限り大丈夫ですよ、茶人としてのあなたを壊すつもりはない」
「それは、お願い、します…」
好いところを抉りつつの会話は結構苦しそうだ。
喘ぎ声半分。
「ここに物入れたままお稽古とかね、ふふふ」
「やっ、だ、め…」
「身じろぎしただけで感じちゃうかもしれませんね。顔に出さずにいられるかな?」
「あっ、そんな、の。だめ、よ」
なぶっていると簡単に逝ってしまった。
「先生、結構羞恥に弱いですよね…可愛いな」
「恥ずかしいんだから仕方ないでしょ…もうっ」