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百鬼夜行抄 二次創作

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伶(蝸牛):絹の父・八重子の夫 覚:絹の兄・長男 斐:絹の姉・長女 洸:絹の兄・次男 環:絹の姉・次女 開:絹の兄・三男 律:絹の子 司:覚の子 晶:斐の子

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85

帰宅してさびしく一人寝。
残り香を抱いて。

連休明けはいつも憂鬱だ。仕事が多い!
やっぱり定時には終われない。
できるだけ早く終わらせて帰宅し、シャワーを浴びて急いで家を出る。
駅に行くまでに電話をする。
約1時間半の遅れだから水屋の用意どころかお稽古に30分の遅刻だな。
こういうときは電車に乗ってる時間が長く感じる。
早くつかないものか。
って携帯が鳴る。電話を受けて連結部へ行く。
先生から。焦らずゆっくりでいいとのこと。
連休明けでやはり生徒さんがお休みしているとか。
少し落ち着く。
まあそれでも何人かは来られるわけだからできるだけ急ごう。
駅に降りてバスを待たずタクシーを使う。
玄関前まで走り、息を整え身だしなみを確かめて、入る。
ささっと支度をして客に混ぜてもらい、お稽古していただく。
「山沢さんはそうねえ、今日は盆点しましょう。用意して」
茶通箱じゃなくてよかった。
あれは用意がめんど(ry
「あとで時間が空いたら茶通箱するからそれも用意ね」
読まれたかっ。
水屋に色々と道具を仕込んで、用意を整えて客に戻る。
さて、お点前を終えられて早速私の番。
もう一挙手一投足すべて叱られる。
厳しくするとは言われてたけど。
って他の生徒さんが引いてるじゃないか。
点前が終わって次の生徒さんにはにこやか~に教えておられる。
お稽古の後、生徒さんが先生の本気を見たと怖がっていた。
苦笑して水屋の片付けをし、居間に戻った。
夕食を共に頂き、夜、私の部屋へ。
「ねえ、私のこと嫌にならない?」
「どうしたんです?昨日の今日でそれを聞くんですか?」
「だってお稽古、厳しくしちゃったでしょ」
「それとこれとは別、でしょう?
 あなたが私を嫌いでそうしてるんじゃないんだったら問題ありませんよ」
「良かった…」
「それより他の方が怖がってましたよ。本気を見たって」
「あらぁ、怖いかしら?」
「私は怖くはありませんけどね。だって…」
キスをする。
「可愛いの知ってますから」
「ちょっとくらい怖がって欲しいわ…」
「あなたが本気で怒ったら怖がるでしょうけど」
「怒らせないでね」
「できるだけそうしたいものですね」

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84

「相変わらず傷だらけだねえ。背中とかひどいよ、あんた」
八重子先生が背中側に回ってなぞるのが、くすぐったい。
「そうですか?自分じゃ見えないんでわからないんですけど」
「これ全部絹がやったのかい」
「う~ん、どうでしょねえ、無意識で自分で掻いてるとかもあるでしょうし」
「ここ、酷い痣になってるよ」
と脇腹。
「そこくすぐったいですっ」
もぞもぞしてしまう(笑)
「母さん、ちょっと。あ。ごめん」
あ、開さん。
今日はなんだかよく裸を見られる日だな。
「開、あんたこれくらい見慣れてるだろ?」
「あー、見慣れてそうですよねえ。彼女何人もいそうな~」
「いやさすがに何人もいたことないから。えぇと…」
後ろを向かんでもいいのに(笑)
腕を浴衣に入れて前を合わせる。
「母さん、何してたの? というかなんで山沢さんだっけ?平気なの?」
「ああ、見られ慣れですねえ。
 相手が欲情してなきゃ見られても大してどうとも思いませんね、胸くらい」
「そ、そうなんだ?」
「じゃ、私ゃちょっと着替えてきますね」
「はいはい」
うおお、浴衣ではさすがに廊下が寒い。
部屋に急いで入って着替えた。
ふー。
居間に戻るとただいまの声、先生が帰ってきたか。
「おかえりなさい」
お出迎えしてバッグなどを受け取って着替えを手伝う。
八重子先生と開さんも話が終わったようで居間に出てきた。
「おかえり。長井さん何の話だったんだい?」
「ただいまぁ、もう疲れちゃったわよ。離婚して再婚しろって」
……あ、開さんがお茶こぼして慌ててる。
「ちゃんと断ったんだろうね?」
「当然よ、もう困っちゃう。兄さんは今日はどうしたの?」
「あぁバイトの保証人の件で母さんに用があってね」
「さっき山沢さんの裸見てうろたえててねえ、面白かったよ~」
「母さん!」
「あら~…見られちゃったの?」
「ええ、まあ」
「あれ?開さんきてたんだ?」
「あら律、もう帰ってたの?早かったのねえ」
「そういえばさっき律も山沢さんの裸見たんじゃなかったかね?」
「そうなの?山沢さん今日はよく見られる日なのね(笑)」
「お二人とも反応結構似てますよね。開さんが意外とうぶだったけど。
 ちなみに孝弘さんはスルーしますよ。何回か見られてますが」
開さんと律くんは"そうだろうなあ"という顔をしている。
「さて…そろそろ私は失礼を。また明日寄せていただきます」
「もう連休も終わりなんだねえ。明日来るの遅くなりそうかい?」
「多分ちょっと遅れます。出る前に電話入れさせてもらいますが…」
「じゃ、また明日ね?」
名残惜しいが帰る。

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83

「あっ!」
「どうしました?」
「やだ、どうしよう。明日の朝早く行かなきゃいけないところあったのよ。あらぁ…」
「うちから直接いけそうですか? それとも今帰りますか?」
「う~ん、帰らないと無理そうよ」
「じゃ風呂入ってから帰りますか?それとも帰ってから?
 時間は…そうだな、入ってからでも十分終電にも間に合いますが」
「んー、湯冷めするかしら?」
「しますね。表、冷え込んできてるようですよ」
「着替えるわ…」
はいはい。
「八重子先生に電話しときますね」
電話をして、自分も着替えて。
「一人で帰れるわよ?」
「好きな女をこんな遅くに一人で帰すやつがいますか」
痴漢や酔客が絡んだらどうするんだ、まったく。
一緒に家を出て電車を乗り継ぐ。
やはり酔客に絡まれたが追い払ってやった。
おうちまで送って、もう遅いからとそのまま中に引き入れられて。
先生はお風呂に入って。
俺も入ろうと思ったがそのままが良いと言われて一緒に寝た。
先生はあったかくていい匂いがして、しっとりとした肌が心地よくて。
感触を楽しんでるうちに先生の寝息が聞こえてきて、
それに引き込まれるように寝てしまった。
翌朝、7時頃、先生が起きた。
やっぱり寝過ごしたようだ。慌てて支度して出て行った。
私は八重子先生に説教を食らいつつ昼食の支度を手伝う。
「お昼食べたらお風呂入んなさいよ。律が帰ってくるまでに」
「あ、はい、ありがとうございます」
てきぱきと支度を手伝って孝弘さんにお昼を食べていただく。
食後、片付けも手伝ってお風呂をいただいた。
うーん、気持ちいい。
風呂をついでに洗って、さて上がるか。
「うわっ!」
「やぁ律君。お帰りなさい」
「すいません、見ちゃいました」
ん?ああ。裸だった。
「律、あんたなにやってるんだい」
「おばあちゃん、山沢さん入ってるなら入ってるって言って!」
「なんだまだ入ってたのかい?やだねえ、もう出てると思ってたよ」
「あー、ついでに風呂洗ってたんで」
ひょいと浴衣をまとって廊下に出る。
「はい、律君、交代ね」
そそくさと入っていくのを見て八重子先生が苦笑する。
八重子先生の部屋に戻って聞かれた。
「ところでその胸の。絹?」
「ですね」
「痛そうだけど…大丈夫かい?」
「今はそんなに痛くないから大丈夫ですよ。今は」
「ちょっと見せてご覧。こりゃ噛まれたときは痛かったろ?」
浴衣を諸肌脱ぎして見せる。
「血が出た程度ですね。まぁここは皮膚が薄いですから…
 って八重子先生、そこは噛まれてません、面白がらんで下さい」
なんで乳首は触りたくなるのだろう。

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82

「そういうところがまたいいんですけどね。何度でもしたくなっちゃう」
「あ…もう、明日、帰ら、なきゃ、駄目…なんだ、から、んっ、だめ、ねぇっ」
「ここでやめちゃってもいいんですか?」
手を止めて、周囲をかすかに触れる程度でなぞる。
「ん…意地悪…、酷いわ…」
可愛い。詰られるのにぞくぞくする。
「してって言って? あなたからは言えないかな」
「そんなの…言えないわよ…」
「じゃ、言えるまで焦らしてあげますね。早く言ったほうが楽ですよ?」
「ごめんなさい、して下さい」
早っ!
「えらく素直ですね」
「だって山沢さん、本当にそうなんだもの…。結構辛いのよ?」
「でしょうね、そうなるようにしてるんですから。早く言えたから沢山してあげますね」
「え、だめ、沢山は駄目よ。ね?お願い」
「お願いですか?仕方ないな」
ちゃんと気持ちのいいところを選んで弄り、深く逝かせて。
しがみつく腕が緩むまで抱きしめて。
「本当はもっともっとしてたいんですけどね」
「底なしよね…どうなってるのかしら…」
「問題はですねぇ、今、腕攣ってるんですよ…チョーイタイ」
すんごい先生笑ってる…涙目になるほど。
「ああ、もうっおかしいわぁ~。そんなになるまでしないのっ」
「右手が駄目なら左手で。オールオッケー」
むにゅっと先生の胸を揉む。
ぺしっと額を叩かれた。
「もうだめよ。あんまりするなら腕縛ってから寝るわよ?」
「おっとそいつは勘弁願います。あ、でも舐めたいな」
「駄目って言ってるのに、もう…ん、ん、そこ、あっ…」
別に味がどうとかではないんだが。
というかちょくちょく舐めたあとにキスしてるけど、本人的にどうなんだろう。
たまに指を舐めさせたりしているけど。
逝った後率直に聞いてみた。
やはり凄く恥ずかしいらしい。だよねえ。
「じゃ、もっと舐めさせようかな」
「なんでそうなるのよ…」
「だってあなたが恥ずかしがるのって可愛いんですもん」
「私の方が年上なのよ?」
「ええ。でも可愛いんだから仕方ないでしょう?」
「お稽古のとき厳しくしちゃおうかしら」
「どうぞどうぞ。こうしていられるなら下男扱いでも構いませんよ」
「…私の体が好きなの?」
「ん?どうしました?突然」
「だって、その…」
「あなたが好き、ですよ。
 たとえばこの胸、触るの好きですけど洗濯板だったとしても好きですよ?
 あなたが太っててもやせてても、好きですよ。
 ああ、ただ健康的でない場合は健康的な体になって欲しいでしょうが。
 …体だけ求めてるように感じましたか、すみません」
「だったらいいんだけど…」
「第一、体だけなら恥ずかしがってようが嫌がってようがやることやって家からポイッと」
「…そういう相手、いたのね?」
「いませんっ、いませんって」
胸噛まれた。
「う、なんで噛むんですか。痛いですって。痛い、痛っ」
うー、血ぃ出てる。
「山沢さんが他の人としないように?」
「そんなことしなくてもあなた以外となんてしませんよ」
マーキングされてしまった。微妙に嬉しくはあるが。

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81

「でも、あなたのどこかに私のものと刻み込みたいな…」
つっと翳りに手を触れる。
「えっ?刃物で?」
「違う、違います(笑) 二度と消えない傷にしてどうするんですか。
 いやまあ、刺青とかさせてくれるなら嬉しいことは嬉しいですが…
 第一刺青はMRI駄目ですし。一番簡単というとピアスですが」
「耳?」
「いや性器ピアスですよ」
「…凄く痛そうなんだけど」
「開ける時結構痛いし夏に開けると膿むんですよね。ここは」
と、襞や包皮をさわさわする。
「乳首にせよへそにせよ、あなたの場合衣服で押さえ込まれる場所なんで。
 予後が悪すぎます。一般的に恋人に常につけさせるというと指輪やネックレス、
 耳のピアスですが…どれもお稽古の時つけていられないでしょうし…」
「そうねえ、外しちゃうわねえ」
「イヤリングみたいに挟むやつでここに金鎖つけちゃいましょうか。
 歩くだけでかすかに音がするようなチャームをつけて」
「だ、駄目よ、音がするなんて。お稽古のときに困るわよ」
「大丈夫、着物を着たら聞こえない程度のものにしましますから。ね?」
「だめ、だめよぅ、お稽古に差しさわりのあることはしないで。お願いよ」
「じゃ乳首につけましょうか。こっちなら音はしませんよ。
 ああ、たしかうちに有ったはずだ。ちょっと待っていてください」
道具部屋をあさる。
確か前に色々買ったぞ?
あった有った、これだ。可愛いハートの連なってるリング。
チャームがついてるのは…エッチのときにしかつけれんから却下しよう。
「お待たせしました。こういうものです。まだ乳首立ってませんね。つけますよ」
ちょいちょいっとつけてサイズを調整する。
こんなものかな。
「浴衣着てみてください。違和感とかどうです?」
「ちょっとくすぐったいかしら…」
「金属アレルギー出るようでしたら違うデザインのものになりますが、ありますから。
 くすぐったい程度でなれるようでしたらそれで行きましょう」
「うん、これくらいなら多分大丈夫よ」
「で、これを…こうすると」
乳首を揉んで立たせる。
「ほら、こんな感じですね、えっちぃでしょ?」
顔赤い(笑)
「ちなみにここにも」
翳りを掻き分け突起を摘む。
「同じようにつけることが出来るんですよ。つけてあげましょうか?」
「やっ、だめ、そこ…そんなとこにつけられたらお稽古できないわよ…」
「今、想像したでしょう?凄く濡れてる」
こくん、とうなづいていて可愛らしい。
「したいけどしません、本当に凄くしたいけどね。背徳的でしょう?」
「しないで、くれる?」
「茶室でとか、お稽古中とか。背徳感はすごく良いんですが。
 あなたがしてって言わない限り大丈夫ですよ、茶人としてのあなたを壊すつもりはない」
「それは、お願い、します…」
好いところを抉りつつの会話は結構苦しそうだ。
喘ぎ声半分。
「ここに物入れたままお稽古とかね、ふふふ」
「やっ、だ、め…」
「身じろぎしただけで感じちゃうかもしれませんね。顔に出さずにいられるかな?」
「あっ、そんな、の。だめ、よ」
なぶっていると簡単に逝ってしまった。
「先生、結構羞恥に弱いですよね…可愛いな」
「恥ずかしいんだから仕方ないでしょ…もうっ」

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