「拗ねてないで一緒にお買物行きましょ?」
それはいいな、うん。
「ほら、着替えてきて?」
「わかりました。帰ったらしていいですか?」
「仕方ない子ねえ」
頭を撫でられて、着替えに立った。
路考茶の紬をざっと着て羽織を持って出てくると先生が少し手直しされる。
羽織をそっと纏う。羽織の紐を結んでもらうときにどうしてもキスしたくなる。
私がそう言うと、先生は立って私の頬に手をやってキスしてくれた。
ついそのまま引き寄せるとくすくす笑っている。
「お買物、行きましょ?」
すっかり手玉に取られてるなあ。
「ところで何を買うんです?」
「お台所のものとか、ちょっと山沢さんのおうちに無いものがあるの」
「鍋釜とかそういうもんですか?なら場外行きますか?」
「そうねえ、ホームセンターなんかよりそのほうがあるかしら?」
というかこの辺にホムセンが無い。
足元が汚れるかもと足袋カバーの防水の奴を履いてもらって、一緒に場外に行く。
うーん、まあ横丁まっすぐ行けば何店か有るからまずはそこからにしようか。
先生をつれて歩くとそれなりに注目される。
いい女がいる、という不躾な視線。
横に立つ私をうらやむような視線。
先生は私の手を握っている。
「年末しか来たことがないからわからなかったけど…」
ん?
「意外と人少ないのねえ」
ああ、普段はね。特に最近市場も暇だからねえ。
お昼時だから飯屋はそれなりに混んでるけど。
とりあえず目的のもののありそうな店へと連れて行く。
いくつかあれこれと選び、支払いを済ませて荷物を持つ。
なるほどこれは俺一人だと使わないから家には無いな。
あと洗剤類をついでに買い足して、帰宅。
帰るなり羽織を脱いで。
ちょっと疲れたっぽい先生を引き寄せる。
「もう、気が早いわねえ」
胸に手を差し入れて揉み解すと息が荒くなって色っぽい。
「わかったわよ、脱ぐから待って頂戴」
そういわれたので手を洗って自分も脱いで、先生が脱ぐのを待…てない。
長襦袢を脱いだ先生を抱きしめてキスをする。
そのまま湯文字の中に手を差し入れてまだ少ししか湿っていないそこに指を這わす。
乳房を揉み、乳首に歯を立てる。触れた時に少し引けた腰を引き寄せて尻をなでる。
少し声が出て恥ずかしそうで、更にこちらの欲情を煽る。
「ここじゃいや…ねえ、お願い」
流石に食卓の横は嫌か?
わかっていながら食卓に座らせて濡れ始めた襞をなめる。
「いやよ、ねえ、こんなの…おろして…」
そういうので降ろして、食卓の上に上半身を伏せさせた。
後ろから舐めて、指を差し入れる。
「ばか、もう、こんなのいやよぉ」
二本に増やして掻き回す。
好い声が出てきて、気持ちよさげだ。
「こんなところなのに気持ちいいんですか?」
意地悪なことを聞いてみた。
いやいやをするがきゅっと中が締まる。
「こっちは気持ちいいって言ってますよ」
更に指を増やす。
気持ち良さそうでせつなそうで。
そろそろ道具を使っても痛くは無いと思うんだけどなあ。
心理的抵抗?だったら事後了承だな。
指をぎゅうぎゅう締めつけてくる。
かといってきついというわけではない。
中を蹂躙していると一際大きく声が出た。
へえ、ここも好いのか。
もう助けて、という声が聞こえるが構わずに擦る。
背中を反らして太腿を痙攣させて逝った。
息も絶え絶えな先生を私の胡坐の上に抱え込んでゆっくり胸をなぶる。
「ねえ、今何本入れてたかわかります?」
先生は首を横に振る。
汚れた指を見せて、ほら3本も入ってたんですよ、というと頬を真っ赤に染めている。
「指、舐めて」
というと躊躇いがちにそっと舐めている。
舐めている舌をもてあそんで、指で口の中を犯す。
先生が段々と、淫らな事に順応していくのが嬉しい。
でもちゃんと恥ずかしがっているのが好い。
ああ、だけど自分からしてくれるようになったときも嬉しいんだろうな。
口から指を引き抜く。
もういちど好い声を聞きたい気がして再度指を穴に潜らせる。
角度が変わって二本もきつそうだ。
さっき良かったところはどこだったかな、と探る。
先生は掴むところが欲しい様で私の太腿をつかむやら腕を掴むやら。
胸をなぶる手に先生の指が食い込み、太腿にも爪が刺さるほどの力で。
必死に逃げないように耐えていて、可愛い。
曲げていた足が突っ張って、反らした喉の白さに目を奪われる。
一瞬腰が浮いて、すぐに脱力した。
息の荒さが心地よい。
なだめるように腕や太腿をなでる。
「今回はこれくらいにしましょうか?」
うなづいている。
ああもうめっちゃ可愛い。