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百鬼夜行抄 二次創作

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伶(蝸牛):絹の父・八重子の夫 覚:絹の兄・長男 斐:絹の姉・長女 洸:絹の兄・次男 環:絹の姉・次女 開:絹の兄・三男 律:絹の子 司:覚の子 晶:斐の子

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105

もう一度お風呂に入って寝ようということになった。
「大浴場?部屋の露天?どっちがいいですか?」
大浴場がいいという。んじゃちょっと宿の浴衣でも着るか。
「あ、待って」
「どうしました?」
うっ!胸、噛まれた。
「とりあえず、一つだけね。帰るまでにもっとつけてあげるわ」
「はい。そうしてください」
とりあえず風呂へ行く。
先生の胸にはリング、私の胸には歯形。
「ねぇ先生?風呂で見られるのはいいんですか?」
「あらだってお風呂で他の人の体、性的に見ないでしょ?」
見る、見るよ!
ざっと髪と体を洗い終わると先生はまだ髪を洗い終えたところだ。
先生の背中を洗ってあげて前に手を伸ばしリングを一度外す。
少し感じてしまったようだ。
そのままそっと股間に手を伸ばそうとする。
「駄目よこんなところで」
叱られてしまった。
まあ誰かきたら困るよな。
他の部位を洗ってすすいであげて、湯に浸かる。
ふうっ。
のびーと体を伸ばして。
先生も気持ち良さそうにしている。
「やっぱり綺麗だなぁ」
「あら…」
恥ずかしがって可愛いな。
にこにこしてたら他の方が入ってきた。
会釈。
と、その視線が私の胸へ。
先生の顔へ。
ええい、見るな!
相手は慌てて目をそらし、先生は恥ずかしそうだ。
「そろそろ上がりますか?」
「ええ」
風呂を出て浴衣を着て部屋に戻る。
ちょっと温まり足りないと部屋の風呂にも入ることになった。
二人で入っているとまたしたくなるわけだが。
「見られちゃったわね、これ」
と先生が私の胸に触れる。
「あなたがつけた、と思ったかな」
「恥ずかしいわ…」
「堂々としてりゃいいんですよ。知ってる人が居るわけじゃなし。
 私の所有者だ、と」
「いいの?」
「なにがです?俺は先生が独占したいと思ってくれたこと、結構嬉しいんですけどね」
「私のもの、って人前で見せていいのかしら…」
「そういうところ、女性だなあと思いますね。
 男はね、この良い女は俺のだって見せびらかしたくなるんです」
「そういうものなの?山沢さんも?」
「ええ、私もどちらかというと見せびらかしたい口です」
「あらあら、そうなのねえ」
「でも見せびらかせない。だからこそのリングですね。
 お風呂上がったらまたつけてくださいね。今度新しいの買ってあげますから」
「はい…」
恥ずかしがってて可愛い。
思わずキス。乳房を揉んでしまった。
「あっ、だめ、もうつらいわ、私そんな体力ないわよ、今日はもう駄目よ」
ふうっと一息ついて。
先生の尻を膝に乗せる。背中から肩を抱いてつぶやく。
「もうこのままあなたとずっといられたら。
 明日の心配なんてしなくてすんだらいいのに」
「お互い仕事も有るからむりよねぇ」
「ですねえ。そろそろ上がりますか?」
そういいつつ乳首を弄る。
「ん、だめっていってるじゃない」
うなじに舌を這わせる。
「だめ…」
「ごめんなさい、我慢できない」
乳首を責めて喘ぎ声を楽しんでいると、ビクッと体がはねた。
え、逝った?
「今もしかして…胸だけで逝けました?」
「恥ずかしい…」
開発成功!嬉しい!
って茹だる!暑いわ!
のぼせそうなので慌てて風呂から出して。
くったりしている先生の体を拭き、浴衣を着せて布団に運ぶ。
「もう、だめっていったのに…」
「すいません」
横に寝転がると浴衣の胸をはだけさせられた。
「噛んであげる」
う、わ、色っぽい。
どきっとしたが、痛みに押しつぶされる。
血が出るまで噛むとか絶対実はSだ、絶対!
前回噛んだのとは違う乳首を噛まれた。
今回も5つの歯形、血が滴る。
それを舐め取られて、ぞくっとして乳首が立つ。
「仕返し、しちゃおうかしら」
先生が私の乳房を揉む。
「そんなことしたら明日立てないほどにしますよ?」
「あら…それは困るわ」
手が引っ込んだ。可愛い。
胸を仕舞って先生の頬をなでる。
「もう疲れてるんでしょう?寝てもいいですよ」
「そうね、おやすみなさい」
軽くキスして。
「おやすみなさい」
懐に抱いて寝た。

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104

「もっと酷いことしますからね、今から」
「えっ、やだわ…」
「なぁに、これだけですよ」
手拭を見せる。
「それをどうするの?」
「目隠し。それだけです」
「それくらいなら…」
半分に折り、それを三つ折にする。
「自分で出来るならしてください」
俺が締めると強すぎるかもしれないからね。
しゅっと自分で目隠しを締めて、首を傾げたりしている。
「見えますか?」
「ううん、見えないわ」
くくっと笑うと先生は焦り始めた。
「あ、あの、怖いことはよしてね…」
無言で背中に指を伝わせる。
あっという声、背中をそらせる。白い喉にキス。
普段より反応があって楽しい。
乳首に急に触れたり、お尻を揉んだり。
その度にビクッと反応する。
翳りに手をやって突起に軽く触れるだけで逝ってしまった。
指を軽く中に入れたり、また乳首を弄ったり。
奔放にあちこちを玩んで嬌声を楽しむ。
何度か逝ったようだ。
そろそろ辛そうなので最後の一回、とばかりに中で逝かせる。
くったりと私にしがみついて、可愛らしい。
目隠しをはずしてあげる。
「よく逃げませんでしたね」
「ほんと、ひどいんだから…」
「逃げないのは怖い事されたくないから?」
「違うわよ…怖いのは嫌だけど」
「怖いのは、嫌?」
懐に抱いたまま気配だけ変える。
「い、いやっ! 怖い!」
「このまま愛してあげようか」
「いやよ、やめてっ。お願いだから」
「なんてね」
気配を戻す。
「もうっ、なんでこんなことするのよ…逃げなかったのに酷いわ」
「あなた可愛いんですもん、嫌がって怯えてるときも」
「ほんっとに酷い人ね」
「ええ、酷いんです」
「でも…こんなに噛んでも怒らないのね」
と先生が出張前に私の胸へつけた噛み痕に触れる。
「あなたが私を所有したいとつけるもの、何で怒りますか」
「本当は…お仕事やめてうちにずっといて欲しいくらいなのよ」
「うーん、そうしたいのは山々ですが」
「無理なのはわかってるわ…言ってみただけ」
「定年なったら転がりこみたいですね」
「あら、そんな頃まであなた私で満足できるの?」
「共白髪と行きたいところですね」
「ほんとに?嬉しいわ」
「それまでに俺があなたに嫌われてなければですけど…」
「嫌いになるようなこと、しないでね」
「ええ、できるだけ気をつけましょうよ」

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103

「泊まるんなら、明日の朝食頼まないとね」
「あ、えぇ、そうね」
フロントに依頼する。
食材はあるらしく、この時間からの連絡なら間に合うようで良かった。
ただまったく同じものとはいかないそうで。
ま、そうだよなあ。
「ねぇ、山沢さんも脱いで…」
スラックスを脱ぎ、カッターを脱ぐと先生がきちんと畳んでおいてくれる。
その間にブラやショーツを脱いだ。
ああ、肩が凝った!と一つ伸びをしたら先生に股間を触られた。
うわわわわ。
「そんなに驚いたの?」
「いや、ね?あなたからこう、触られるのはちょっとね?」
私のものでぬめった指を私の口に押し付けられた。
たまには逆をやりたいのかな。
先生の指を丁寧に舐め取り、手の平、手首、肘の内側と舐めるとあわあわしてる(笑)
脇の下も舐めてやれ。
「きゃっ。そんなとこ舐めないで、くすぐったいわ、だめ」
「ほら、逃げないで?私の腕の中にいて」
「でも脇は駄目よ~くすぐったいもの。そんなところよりキスがいいわ」
先生の頤に手をやって深く長いキス。
舌を絡めて。
指を割れ目に滑り込ませる。
「さっき舐め取ったのにもうこんなになってる。自分でもわかるでしょう?」
こくり、とうなづく先生。可愛い。
「立ったままがいいですか?それとも四つん這いがいい?」
「仰向けで普通にって選択肢はないの?」
「さっきしたしなーと。ああ、座って膝の上はどうですか?」
「それならいいわ」
ひょいと座ると対面で座ってきた。
ええい、そうじゃない、対面だと弄りにくいってば。
「向きが違いますよ。私に背を向けて座って」
「キスできないもの」
「結構キス好きですよね。背中向ける方が密着率はいいのに」
「あら?そういえばそうね、でも私こっちのほうがいいわ」
「ま、なんでもいいですけどね」
「投げやりね」
「どんな格好でもいいですよ、あなたがこの手から逃げないなら」
「酷いことされたら逃げるかもしれないわよ?」
「逃げたらもっと酷いことしますよ? というか怖いことするかと」
「怖いのはやだわ…」
「だからおとなしく食べられてください」
乳房を玩び、乳首を舐めて、歯を当てて楽しむ。
反る背中を撫でる。
やりにくいが翳りに手を滑り込ませて弄る。
お尻側から逆の手を持っていって両手で玩ぶと先生が私の頭を掴む。
「そんなの…いや、だめ、…変な、感じ…」
「他の人にもされてる感じがする?」
「うん、だから、やめて…」
「大丈夫、私の指ですから沢山感じて。気持ちよくなればいいんですよ」
首を振って嫌がりつつも凄く感じてしまっているようで、いつになく濡れている。
いつもより早く逝ったな。
「もう…ばか。酷いわ。…キスして?」
求められるのも嬉しくて唇をむさぼる。

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102

食後部屋に戻って脱がせる。
「綺麗だ…」
「そんなにまじまじと見ないで。恥ずかしいわよ」
「可愛いな…」
何度しても、ちゃんと脱いだときは胸と股間を手で隠すんだよな。
丸みを帯びた肩に手をやって唇に軽くキス。
首に、鎖骨に、とキスを落としていくと私のシャツを握り締めて息を荒くする。
胸元、乳房、乳首、お腹、おへそと下げていくとお布団に、と言われた。
押し倒して再度唇にキスし、耳元で囁く。
「好きです」
「ねぇ、一度でいいの、名前で呼んで…」
「……絹、愛してる」
「嬉しい…久さん」
先生から深いキス。うぉう。
最近甘えてくれることがあってすっごく嬉しい。
嬉しくてつい優しいえっちをしてしまう。酷いこともしたいのに。
熱中して愛していたらアラーム。
え、もう9時!
「先生、帰る用意しなきゃ!身づくろいして帰らなきゃ今日中に着けませんよ!」
「いやよ、帰りたくないわ。もっとあなたと一緒に居たいの」
「だけど今日帰らないと」
「明日は別にお稽古じゃないもの、帰さないで」
「いいんですか?」
「いいの。それとも山沢さんあなた私を帰して何かするつもり?」
「ちょ、なんでそっちに話が行くんですよ、もう」
「女の人呼ぶの?」
「なんで好きな女抱いてんのに帰して、他の女呼ぶんですか」
「だって帰したそうだもの」
「本当は帰したくはないですよ。もっとあなたとしたいんですから」
口を封じるためにキス。
「なんであなたそんなに俺が浮気してるって思うんです?」
「女の人の扱い上手でしょ…だからそういうの、慣れてそうだもの」
「慣れてなんかいません。エッチのほうは手探りですしねえ。
 ほら。最初の頃。あのころはあなたのいいところがわからなくて結構大変でしたよ」
「えぇ?あら、そうだったの?翻弄されてたわよ?」
「今だから言いますが一杯計画練って手順確認してましたからね」
「イメトレ? そんなことしてたの? なんだか可愛いわねぇ」
「そんなことしないとあなたともこういう関係になれなかっった。
 あなたが好きで、手に入れたかった」
「過去形?」
「ええ、今はほら、あなたは私の腕の中だ。逃げないで下さいよ。愛してます」
「逃げたりなんてしないわ…久さんも私だけ見て。他の女の人なんて見ないでね」
「…うーん」
「なんでそこで即答しないのよ」
「いや八重子先生とか生徒さんを見ないというのは現実として難しいなと」
「もうっ!そういうことじゃないでしょっ。性的な目で見ないで!」
「ああ、それなら守れます、良かった」
「お母さん見ないでなんてお稽古にもならないじゃない。
 もう、笑えて来ちゃったじゃないのよぅ~」
「あなただけだよ、絹」
引き寄せて耳元で囁くと笑いが止まって少し震えたようだ。

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101

電車に乗り15分、越後湯沢へ。
湯の街、湯沢。
一応宿は取ってある。
だけど夜9時になったら先生をお返しせねばならない。
本日の一人寝は確定事項である。
宿に行く前にで駒子の湯へ。
脱衣所で男性はあちらです、などといわれ先生にすごく笑われる。
今日は女物のスーツなのになあ…。
ざんぶりと湯を楽しんで、あたたまって。
それから宿へ移動する。
駅から5分もかからないここにしたのはやはり利便性だ。
先生をお返しする段になって離れ難くとも、なんとか新幹線に間に合わせることが可能。
中々に良い宿で、普通に先生と泊まりたくなってしまった。
部屋に露天風呂もついている。
まずは大浴場のお風呂へ。
気持ちが良い。やはり宿の風呂のほうが落ち着くね。
「あら…もうこんなに薄くなってるわねえ…」
胸の噛み痕か。
「部屋に戻ったらまた噛みますか?」
「そうね、浮気されちゃ嫌だもの」
「…まぁいいか」
「なぁに?」
「なんでもありませんよ。しかし、綺麗ですね、先生」
「あら、嬉しいわ」
「肌も綺麗だし、白いし。だから温まるとピンクになる」
あ、顔も赤くなった。
パシャッと音をさせて先生が私の肩に手を置いて。
「ね、帰る前に…」
ガラガラッ!
先生は慌てて俺から離れた。
うう、他の宿泊客かっ。
「そろそろ上がりますか?」
「うん、そうしましょ」
体を拭いて、ふと見ると先生、背中が拭けてない。
さっと拭いてあげて浴衣を羽織らせる。
部屋に戻って布団にごろりと転がると先生が上に乗っかってきた。
「なんだ、さっきの帰る前にって、してほしいってことでしたか?」
「恥ずかしいわ…」
「可愛いな。壊してしまいたくなる」
求められることの嬉しさよ。
わかっているのかな、こんなに嬉しいのを。
「でもね、もう少しでメシの時間なんですよね」
「あら?あらそうなの?」
「そうなんです、だから食べた後に、ね?」
「じゃ着替えないといけないわね」
宿の浴衣ではだめかというと、はだけたときに私以外に見せるのが嫌という。
なんという嬉しがらせを言うんだ。
もうなんというか、言葉に出来ない。
あ、わかった、こういう時に格好いいことの一つも言えないから不安を抱かれるのか。
「後でたっぷり見せてくださいね」
「…ばかねえ。ほら山沢さんも着替えて」
「ん?俺も?」
「だってあなたのも見せたくないもの」
あ、さいですか。ささっと着替えて一緒に飯を食べに行く。
おお、和食かと思ったらちょっと違った。
ワインにするかお酒にするか。
お酒だなお酒。
軽くいただいてご飯を食べて。美味しいなあ。
先生も嬉しそうに食べていて幸せを感じる。

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